産学連携が生み出す新たな可能性
株式会社クロス・マーケティンググループと株式会社トキオ・ゲッツは、実践女子大学と共に2013年から続く産学連携の新たな取り組みを進めています。今年度は「自社IPの開発にあたり、女子大生に好まれそうな新しいキャラクターとその商品展開」をテーマに、女子大生の視点を基にしたマーケティング教育を実施しました。
産学連携の意義と背景
クロス・マーケティンググループは、ネットリサーチの強みを活かし、プロモーションやITソリューションを通じてマーケティング課題の解決支援を行っています。一方、実践女子大学の生活科学部現代生活学科は、学生たちが社会で活躍する力を築くことを目的とし、実践的な総合型学習授業を展開しています。この二つの組織が持つ知識と経験を結集することにより、学生たちに新たな学びの場を提供することが可能となりました。
具体的な取り組み内容
2024年度後期の現代生活学科必修科目「ビジネスプランニング」では、55名の学生が参加し、トキオ・ゲッツの協力のもと、キャラクター開発の課題に取り組みました。学生は、まず経営学の基礎を学び、その後グループワークを経て、テーマに沿ったプレゼンテーションを行いました。この過程では、キャラクターの魅力を引き出すために、ターゲット層に合ったストーリーを構築し、SNSを活用したプロモーション戦略を考えるなど、実践的な内容が求められます。
学生たちの反応
プレゼンテーションの結果、学生たちは新しい視点に気付きを得ることができたと話しています。「自分たちの考えだけでなく、他者の意見を取り入れることで、より幅広く考えることができた」や「マーケティングを通じて、商品がどのようにして市場に出ていくのかを理解できた」といった声が寄せられました。これにより、学生たちはキャラクター開発に対する理解をさらに深め、今後のキャリアに向けた実践的な経験を積むことができました。
持続可能な未来への取り組み
クロス・マーケティンググループはこのような取り組みを通じて、持続可能な社会の実現に向けた人材育成に力を入れています。企業理念の「未来をつくろう。」のもと、これからも産学連携を強化し、次世代を担う人材を育成する活動を続けていくことを約束しています。
実践女子大学の教育理念
実践女子大学は1899年に創立され、女性の社会進出を支援する教育理念を掲げています。学内では、多くの実践的な学びの機会が提供されており、自治体や企業と連携した教育プログラムは特に注目されています。最近では海外インターンシップなども取り入れ、さらなるグローバルな視点を育てる努力を行っています。学生たちはこの経験を通じて、自らの視点で現実の課題に取り組む力を磨いています。
今後の展開に期待が寄せられる産学連携。この取り組みが女子大生たちの未来への大きな力となることでしょう。