ワイダ特集上映
2024-10-25 21:27:09

アンジェイ・ワイダ特集上映が国立映画アーカイブで開催

アンジェイ・ワイダ特集上映のご案内



国立映画アーカイブが12月10日から「映画監督 アンジェイ・ワイダ」特集上映を開始します。ポーランド映画の巨匠であるアンジェイ・ワイダの作品を、彼の初期から後期の作品14本を厳選して上映します。ワイダはポーランドの映画界に新風を吹き込み、その作品は世界中で高く評価されています。彼の映画には、社会主義体制に抗う姿勢やポーランドの歴史、文学との強い結びつきが見られ、観客に深い印象を与えます。

この特集上映では、1954年のデビュー作『世代』から、1994年の『ナスターシャ』まで幅広い時代の作品を鑑賞できます。

特徴と見どころ



  • - 貴重な35㎜プリントでの上映
上映作品にはワイダの初期カラー映画『ロトナ』(1959)や、名優ジョン・ギールグッド主演の『ザ・コンダクター』(1980)などが含まれており、日本では長年上映されることのなかった貴重な作品です。また、『白樺の林』(1970)と『ヴィルコの娘たち』(1979)は、日本におけるワイダの知名度向上に寄与した作品で、当時のプリントでの上映も予定されています。

  • - 講演会の開催
『灰とダイヤモンド』(1958)の上映後には、ポーランドの映画史家ラファウ・シスカ氏による講演会が行われます。シスカ氏は本特集の展覧会のキュレーターも務めており、ワイダの作品世界へ理解を深める貴重な機会です。

  • - 日本との関係
ワイダと日本の関係が色濃く表れている『ナスターシャ』(1994)も上映されます。本作は日本での成功を収めた作品で、坂東玉三郎が主演を務め、ワイダ自身が演出した舞台劇を原作としています。ワイダの日本との深い関係を感じることができる特別な作品です。

上映作品リスト


上映される14作品は以下の通りです:
1. 世代(1954)
2. 地下水道(1957)
3. 灰とダイヤモンド(1958)
4. ロトナ(1959)
5. 夜の終りに(1960)
6. サムソン(1961)
7. すべて売り物(1968)
8. 白樺の林(1970)
9. 大理石の男(1977)
10. ヴィルコの娘たち(1979)
11. ザ・コンダクター(1980)
12. 鉄の男(1981)
13. コルチャック先生(1990)
14. ナスターシャ(1994)

35㎜プリントでの上映がある作品には★のマークがあります。

開催概要



この特集上映は、アンジェイ・ワイダの豊かで深い作品世界を堪能できる貴重な機会です。映画ファンは是非、お見逃しなく!


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会社情報

会社名
文化庁
住所
京都府京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85番4
電話番号
075-451-4111

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