国分寺市で開催される学生プロデュースの市民結婚式とは？

国分寺市で市民結婚式を開催

この11月23日（日・祝）、国分寺市のcocobunjiプラザで、地域活性化の一環として「国分寺市民結婚式」が行われる。本イベントは、総合学院テクノスカレッジの学生たちが企画・制作を手掛けるというユニークな特徴がある。国分寺市との協力によって実現したこの結婚式は、今年で4回目となり、学生たちにとっては貴重な実践的学びの場である。

学生たちの想い

「国分寺市民結婚式～シヴィルマリッジ」は、2019年以降、テクノスカレッジのブライダル科の学生たちによって企画されてきた。イベントの主旨は、市民に結婚式を提供することに留まらず、地域の結びつきを深めることでもあり、学生たちが持つ創造力と感性を活かした心温まる挙式を演出している。今年は4月からプロジェクトチームを立ち上げ、夫妻との打ち合わせを重ねながら、自分たちの結婚式をどのように演出するかを真剣に考えてきた。

学生たちは、そのプロセスにおいて、トリミングやヘアメイク、ドレス選び、さらにロケーションフォトの撮影なども担当。式本番では、学生たちがプロデュースした挙式が披露される予定であり、まさに“模擬”ではなく“本物”の結婚式を企画・運営することになる。

ユニークなオープンイベント

この結婚式は、市民が自由に観覧できるオープンイベントであるため、地域の人々にとっても楽しめる機会となる。市内の住民はもちろん、他地域からの参加者も大歓迎。合わせて心のこもった祝福の輪を広げることができれば、この事業が目指す地域活性化の一端を担えるだろう。

注目の懸け橋

国分寺市が市民サービスと地域PRを目的に行うこの取り組みは、あらゆる市民に喜ばれるイベントを創出する力になっている。特に学生たちにとっては、プロの現場を体験できる希少なチャンスであり、責任を持って仕事を全うすることで、人々に感動を与えることができる。これまでの3回の卒業生たちの評判も高く、地域のつながりを実感できると好評を得ている。

Tecknosゼミとこれからの活動

総合学院テクノスカレッジでは、すべての学科において「TECHNOSゼミ」と呼ばれるプロジェクト型授業を行っており、学生同士の横のつながりも促進されている。企業や自治体との協力を通じて、実配信可能な企画提案を行うことで、学生たちの実践的な学びもより豊かになっている。この市民結婚式のプロデュースもその一環であり、自治体との連携を通じて、未来の働き手としての実力を磨く場にもなっている。