地方のリアルな挑戦を学ぶ!コロカルアカデミーが近づく
2025年8月6日、株式会社マガジンハウスが運営するWebマガジン「コロカル」が主催するウェビナーシリーズ「コロカルアカデミー」の第4回が開催されます。今回のテーマは、都市とローカルを結ぶキノコの可能性を探るもので、その中で「生活者が“つくること”に関わりはじめる時代」について語られる予定です。
KINOKO SOCIAL CLUBの新たな挑戦
「KINOKO SOCIAL CLUB」は、東京の清澄白河に位置する“都市の里山”とも言える存在です。この場所では、地域のコーヒーかすを活用してキノコを栽培し、収穫したキノコを料理として提供しています。これにより、都市とローカルのフードサプライチェーンを実験的に循環させる新しい取り組みが行われています。
この活動を推進する中心人物が、猪瀬真佑(いのせ・まゆ)さんです。彼はアウトドアや音楽、造園などの異業種を経て、キノコの種菌会社「富士種菌」に入社しました。その経緯の中で、日本の伝統的な原木シイタケの栽培に魅了され、キノコを通じて現代社会との接点を模索しています。
原木シイタケ栽培の現状と次世代への課題
しかし、原木シイタケ栽培の現実は厳しく、現在その栽培に関わる生産者の平均年齢は74歳です。この伝統的な栽培方法を次の世代に継承するためには、環境整備や里山資源の持続的な活用が求められています。富士種菌は1982年に創業して以来、高品質な食用キノコの種菌の研究開発を行っており、原木の供給や栽培技術の指導といった支援を通して、社会におけるキノコの可能性を広げています。
コロカルアカデミーの目的と内容
今回のアカデミーは、地域の文化資産や資源の再認識を促すことを目的としています。後半では、コロカル編集長の杉江宣洋との対談形式で、「日本の大切なカルチャーをどう残し、伝えていくか」というテーマについて掘り下げていくセッションも予定されています。このウェビナーでは、都市とローカルの相互作用を深く理解し、新たな視点を得る機会が提供されます。
イベントに参加することで、キノコと人、自然と都市をつなぐ新たなサイクルの実験や、原木シイタケ栽培の現実についての理解を深めることができます。食文化や新しいフードシステムに興味のある方に特におすすめです。
【お申し込み方法】
- - 日時:2025年8月6日(水)15:00〜16:00(開場14:50)
- - 費用:無料(事前申し込み制)
- - 申し込み締切:2025年7月30日(水)12:00
- - 形式:Zoomウェビナー
興味のある方は、ぜひ事前にお申し込みください。参加者には後日、見逃し配信の案内もありますので、その際も申し込んでいただければ、参加可能です。
このウェビナーは、日本各地のローカルビジネスが持つ強みや課題を共に考える貴重な場でもあります。新たなリアルな情報を通じて、日本の魅力を再定義する機会にご参加いただき、未来の可能性を探求してみませんか?