スカイコムのSkyPDF Professional 8がさらに進化
東京都千代田区に本社を置く株式会社スカイコムは、電子文書の標準形式であるPDFを用いたソフトウェア「SkyPDF® Professional 8」をマイナーバージョンアップし、2025年7月1日からの販売を発表しました。このアップデートにより、特に官公庁や金融機関、さらには民間企業やスモールオフィスまで幅広い業種に対応できる機能が強化されています。
アップデートの目玉機能
新たに追加された一括検証機能は、電子署名やタイムスタンプが付与された複数のPDFファイルを一度の操作で検証できるという画期的なものです。ユーザーは、最大9,999のファイルを選択することで、署名者の確認や証明書の有効性、さらには文書が改ざんされていないかといった重要な点を一括でチェックできます。結果はCSVファイルとして出力することも可能で、業務の効率化に寄与する仕組みといえるでしょう。
一括署名機能との連携
既存の「一括署名機能」との連携により、複数のファイルへの電子署名やタイムスタンプの付与から、その後の検証までを一貫して行うことが可能になります。このプロセスの一元化によって、時間と手間が大幅に削減され、ユーザーはより生産的に作業を進めることができるのです。
PAdESステータスの重要性
さらに、この新機能によりPAdES(PDF Advanced Electronic Signatures)に準拠した文書が保証される仕組みが整います。PAdESは、電子署名とタイムスタンプを同時に付与することで、文書が誰によって、いつ作成されたのか、またその後改変されていないことを証明します。この保証は最大10年続き、必要に応じて再度タイムスタンプを付与することで、長期的な信頼性が確保されるのです。
アーカイブタイムスタンプで安心を提供
アーカイブタイムスタンプの機能も強化されています。PDFファイルに電子署名やタイムスタンプが付与され、その保証期限が切れないよう定期的に新たなタイムスタンプを付与する仕組みは、文書の非改ざん性と信頼性の証明を持続させます。この機能によって、管理の手間を減らし、リスクを回避することができます。
価格とサポート体制
新しいSkyPDF Professional 8の法人向け販売価格は11,000円(税込)で、すべての製品には年間保守サポート契約が必要です。さらに、個人ユーザー向けの価格設定については、公式サイトで確認することができます。
スカイコムの理念
スカイコムは、「安全・安心な電子文書化社会の実現に貢献」を企業のスローガンとして掲げています。同社は、PDF技術を自社で開発することで、国内外問わず高い評価を受けています。その信頼性の高さから、数多くの官公庁や金融機関、企業が同社のPDF技術を採用してきました。このように、スカイコムは未来の電子文書社会に向けた一歩を着実に進めています。
スカイコムのSkyPDF Professional 8の新機能は、電子文書の管理や運用に革命をもたらすものと確信しています。