新潟発、味噌文化を救う『味噌イノベーションプロジェクト』
新潟県・長岡市を拠点に活動するSUZUGROUPは、クラウドファンディング「味噌イノベーションプロジェクト」を開始しました。このプロジェクトの目的は、伝統的な日本の調味料である味噌を再評価し、その価値を未来に繋げることです。味噌は単なる調味料でないことを認識し、日常生活に欠かせない文化的要素として再生を図るための取り組みとして注目されています。
味噌文化の背景
味噌は日本の食文化において重要な役割を果たしてきましたが、近年、その存在が薄れつつあるのが現状です。130年もの歴史を持つ味噌蔵が廃業の危機に直面する中、私たちの食生活から味噌が姿を消すことは、日本の文化そのものが失われる危機に直面していると言えます。しかし、そんな時代だからこそ、味噌の重要性を再認識し、次世代につなげるためのイノベーションが必要です。
味噌イノベーションプロジェクトの内容
プロジェクトは3つの柱から成り立っています。
1.
味噌蔵のアップデート
従来の味噌蔵から「文化と出会う場所」へと進化させるべく、味噌ミュージアムの設立やミソレストランの開設を目指します。これにより、観光や交流の拠点としての新たな価値を創造します。
2.
味噌汁スタンドの全国展開
味噌汁を日常生活に再び取り入れるため、味噌汁スタンドを全国に展開し、「味噌文化の入り口」を設けます。味噌を選び、飲んで楽しむ体験を多くの人々に提供します。
3.
HAKKO EXPOのLA開催
2026年2月にロサンゼルスで発酵文化を広める「HAKKO EXPO」を開催予定。このイベントを通して、発酵文化を世界に発信し、新たな文化再生の起点とします。
このプロジェクトに関するクラウドファンディングでは、ミュージアム設立や味噌汁スタンドの試作開発費、LAでのEXPO開催に向けた資金を募ります。支援者には、特別なリターンが用意されており、味噌便セットやLAイベント参加権など多様な選択肢があります。
ハッコリーナの取り組み
今回のプロジェクトを支援するハッコリーナ(合同会社terasuウェルビーイング事業部)は、過去の経験からSUZUGROUPのビジョンに共感し、特に発酵文化の重要性を感じています。発酵を単なる食文化としてではなく、人々の健康に直結する大切な要素と捉え、これを広めるためのコミュニケーション戦略の設計を支援します。
「発酵食や腸育に対してまだ見えない想いが多くあります。正しい伝え方で、多くの人たちにその価値を届けたいと考えています」とハッコリーナの加藤有希は語ります。これはまさに、発酵文化を未来に繋ぐための第一歩なのです。
未来への期待
この味噌イノベーションプロジェクトは、単に味噌を再生させるだけでなく、地域の活性化や文化の継承にも繋がります。味噌文化を大切にしながら、今後の展開に期待が高まります。ぜひ、皆さんもこのプロジェクトに参加し、一緒に味噌の未来を守っていきましょう。
クラウドファンディングページは
こちらからアクセスできます。