燕三条から新たに誕生したソロキャンプ専用鋳鉄ギア
新潟県燕三条の町工場、株式会社三条特殊鋳工所が新たに立ち上げたブランド「SSCamp!」から、軽量で扱いやすいソロキャンプ向け鋳鉄ギア「ソロキャスト16」が登場しました。この製品は、同社の60年にわたる鋳物製造の技術と経験を結集したもので、クラウドファンディングサイト「Makuake」での支援を受けて、わずか2ヶ月で740万円もの資金を集める大成功を収めました。
「SSCamp!」誕生の背景
燕三条は金属産業が盛んな地域であり、その技術力は業界内外でも広く知られています。三条特殊鋳工所は、2010年からキッチンウェア事業部を立ち上げ、脱下請けを目指して数多くの製品を開発してきました。特に、軽量の鋳物ホーロー鍋「ユニロイ」は、その使い勝手の良さから高い評価を受けています。
新ブランド「SSCamp!」の開発がスタートしたのは昨年2020年。これまでのノウハウを生かし、約1年かけて開発を進めてきました。今回の「ソロキャスト16」は、特にソロキャンプ愛好者に向けた商品であり、その特徴は何と言っても軽さ。従来の鋳鉄製品は重く、小型でも扱いにくいものでしたが、「ソロキャスト16」はそのイメージを覆します。
軽量と機能の両立
「ソロキャスト16」は、鋳鉄でありながら薄型・軽量に仕上げられているため、女性でも簡単に持ち運べるのが特長です。鋳鉄は熱伝導性に優れ、焚火やコンロで均一に火を通すことができるため、キャンプ料理の質を格段に向上させることができます。これにより、普段のキャンプメニューが一発でワンランク上の料理に変わります。
デザインへのこだわり
ソロキャスト16のデザインは、完全に社内での開発となっており、特に女性を意識した可愛さとカッコよさを追求したもの。手にフィットする丸みを帯びたフォルムは、その優れたデザイン性を感じさせます。また、鋳物特有の無骨さも残しつつ、どこか愛着を持てるような仕上がりになっています。
使い勝手の良い4点セット
この商品は、浅型プレート、浅型グリル、深型スキレットの3点を含む4点セットとして販売され、全てのアイテムに共通のハンドルが付属します。ハンドル部分は取り外し可能で、調理中に熱くならないという特徴を持っています。さらに、浅型プレートはグリルやスキレットの蓋としても使用でき、炭を載せることでダッチオーブン的な料理法も可能です。これにより、キャンプでの料理の幅が大きく広がります。
試行錯誤を経て、いよいよ販売開始
「ソロキャスト16」は、19,800円(税込)で一般販売が8月から予定されています。燕三条の町工場が誇るこの新しい鋳鉄ギアは、ぜひ多くのキャンパーに手に取ってもらいたい逸品です。キャンプだけでなく、家庭のキッチンでも活躍すること間違いなしです。
会社概要
株式会社三条特殊鋳工所は、新潟県三条市に位置し、60年の歴史を持つ鋳物メーカーです。代表取締役は内山照嘉氏で、多くの業界のニーズに応える製品開発を行っています。これからも、ユニークで魅力的な製品を世に送り出していくことでしょう。
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