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日本スタートアップ大賞2025でアクセルスペースが大学発賞を受賞

日本スタートアップ大賞2025の結果

2025年8月26日、文部科学省は「日本スタートアップ大賞2025」の受賞者を発表しました。今年の受賞企業には、特に中でも株式会社アクセルスペースホールディングスが、「大学発スタートアップ賞（文部科学大臣賞）」を受賞しました。この賞は大学の研究成果を活かし、経済や社会に大きな影響を与える新事業を創出した企業に授与されます。

日本スタートアップ大賞の目的

日本スタートアップ大賞は、次世代の企業家たちにインスピレーションを与えることを目的に、多様なスタートアップ企業を表彰するイベントです。文部科学省は、特に大学から発展したスタートアップに焦点を当てており、2021年度に「大学発スタートアップ賞（文部科学大臣賞）」を設立しました。今回、多くのスタートアップから230件の応募が寄せられ、その中から厳正な審査を経て、受賞者が選ばれました。

受賞した企業たち

今年の受賞者として、特に注目されるのは以下の企業です：

- 内閣総理大臣賞：テレイグジステンス株式会社
- 経済産業大臣賞：WHILL株式会社
- 農林水産大臣賞：リージョナルフィッシュ株式会社
- 大学発スタートアップ賞（文部科学大臣賞）：株式会社アクセルスペースホールディングス
- 厚生労働大臣賞：ファストドクター株式会社
- 国土交通大臣賞：Terra Drone株式会社
- 総務大臣賞：株式会社RevComm
- 防衛大臣賞：株式会社Synspective
- 審査委員会特別賞：SHE株式会社、ユニファ株式会社

アクセルスペースホールディングスの概要

株式会社アクセルスペースホールディングスは2008年に東京大学の中須賀研究室と東京工業大学（現在の東京科学大学）の松永研究室の成果を基に設立されました。主に超小型衛星システムの開発を行い、顧客に応じた衛星設計、製造、運用を行っています。特に特徴的なのが、低コストかつ迅速な開発を進め、衛星を活用したビジネスが普及することを目指しています。

同社は、「AxelLiner」と呼ばれる衛星開発・運用事業や「AxelGlobe」として知られる地球観測データ提供事業を展開しています。これらの取り組みは、今後の民間衛星利活用促進に大きく寄与すると期待されています。さらに、2025年8月には東京証券取引所グロース市場への新規上場が予定されています。