佐田岬灯台周辺で開催されるエメラルドマルシェ
愛媛県伊方町にある美しい佐田岬灯台周辺で、2024年11月4日(月・祝)に特別なイベント「渚のエメラルドマルシェ」が開催されます。主催は「佐田岬灯台利活用推進コンソーシアム」で、地域の活性化を目的とした多様なプログラムが用意されています。
地域と高校生のコラボレーション
このイベントの大きな特徴は、地元の三崎高等学校の生徒たちが中心となって準備している灯台カフェ「せんたん珈琲」の運営です。学生たちは、「燈人(あかりびと)」として次世代の灯台を支える人材育成に取り組んでいます。その活動の一環として、灯台の絶景を楽しみながらおいしいコーヒーを提供するカフェ事業を展開中です。特に、佐田岬灯台周辺にはカフェが未設置のため、「せんたん珈琲」のオープンは地域観光にも大きな影響を与えることが期待されます。
佐田岬灯台の魅力
佐田岬灯台は1918年に点灯以来、豊後水道の海を守り続けてきた歴史ある灯台です。また、特に日没後に光源がエメラルド色に発光する「エメラルドタイム」は観光客に人気のスポット。灯台の開放や施設案内も、音楽演奏や展示が盛り込まれる「渚のエメラルドマルシェ」の魅力の一部です。
多彩なプログラム
当日、灯台カフェの他にも、松山海上保安部による灯台の開放や、地域の特産品を販売するマルシェも出展予定です。参加者は、灯台カレーや灯台グッズを購入したり、音楽の演奏を楽しんだりすることができます。また、「せんたん珈琲」では、地元伊方町で収穫された100%ストレートのみかんジュースや、海水から作られた塩を使ったクッキー、高品質なハンドドリップのコーヒーなども味わえます。
参加方法とアクセス情報
この「渚のエメラルドマルシェ」は事前の申し込みは不要で、誰でも直接会場に訪れることが可能です。ただし、駐車場は先着順となるため、乗り合わせての来場が推奨されています。また、灯台駐車場からイベント会場までは、約20分の遊歩道を歩く必要があり、運動靴での参加が求められます。イベント日は、12時から日没後のエメラルドタイムまでの予定です。
地域の未来を担う若い力
このイベントは「海と灯台プロジェクト」の一環として実施されています。地域を盛り上げるための新たな試みとして、若い世代が自らの手で地域の魅力を発信していく姿勢には、大きな期待が寄せられています。このエメラルドマルシェを通じて、地域のつながりや新たな海洋体験が生まれることを願っています。
まとめ
「渚のエメラルドマルシェ」は、三崎高校生たちが運営する灯台カフェ「せんたん珈琲」を中心に、地域の魅力を再発見し、発信する貴重なイベントです。日常から離れた美しい自然の中で、特別な体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。