コクヨが世界的デザイン賞を受賞
コクヨ株式会社が手掛けた新しい空間デザイン「SPARX Guest Area and Lounge」が、2025年のレッドドット・デザイン賞を受賞しました。この受賞は、コクヨのデザイン力が国際的に認められたことを示しています。レッドドット・デザイン賞は、1955年に設立され、年に一度競われる世界中のデザイナーによる権威ある賞であり、その受賞は一つの名誉です。
SPARX Guest Area and Loungeについて
「SPARX Guest Area and Lounge」は、独立系投資運用会社スパークス・グループが掲げる「マクロはミクロの集積である」の企業哲学を体感できる空間として、東京都港区に設計されました。このラウンジは、知性と感性が交差する新たなおもてなしを目指し、企業分析をダイナミックなアートで表現することで、経済の仕組みを視覚的に体験できる場所となっています。
この作品の設計は、コクヨの小林智行さんが手がけており、デジタルアートにはsiroSilicabackspacetokyo、音響設計にはOyster、照明計画にはモデュレックスが関わっています。施工は大成建設コクヨが担当し、2024年11月2日には設計した空間が完成予定です。
空間のコンセプト
SPARXのコンセプトは、顧客にスパークス・グループのビジョンを肌で感じてもらうことです。空間デザインは、企業の哲学や目指す未来を視覚化し、ゲストがそれを体感できるように工夫されています。特に、EDINET財務データや株価データを基にしたアートが特色で、投資や経済の複雑な構造を、訪れる人々に印象づけることを目的としています。
受賞の意義
「Red Dot Award」において、コクヨの「SPARX」は、ブランド&コミュニケーションデザイン部門で優れた作品として評価されました。この賞を受けることは、デザインの質が国際的に認められることに加え、企業の理念を視覚的に伝えることの重要性を証明しています。
デザインは常に変化し続ける領域であり、個々の企業が自らの哲学を持ち、それを反映することが求められます。コクヨの試みは、その一例として多くの企業に影響を与えることでしょう。
結論
コクヨの空間デザイン「SPARX Guest Area and Lounge」が受賞したことは、企業の革新性やデザインの重要性を再認識させるものであり、今後のデザインの方向性に一石を投じることでしょう。さらに、今後もこのような先進的な空間が増えていくことを期待したいところです。