マイナビ農業がカウシェと連携
株式会社マイナビ(拠点:東京都千代田区)は、持続可能な農業を目指して、お買い物アプリ「カウシェ」(運営:株式会社カウシェ、拠点:東京都渋谷区)との協業を開始しました。この取り組みによって、規格外野菜の新たな流通モデルを構築し、食品ロス削減に向けた具体的なアクションを展開しています。本記事ではその背景と今後の展望について詳しく解説します。
取り組みの背景
毎年、日本では数百万トンの食品ロスが発生しています。その中でも特に、果物や野菜の「規格外品」は、見た目やサイズが基準に合わず、大量に廃棄されることが多いです。しかし、味や栄養には問題がないため、これを有効に活用することが急務となっています。農林水産省のデータによれば、2022年度には約171万トンの野菜が市場に出荷されず廃棄されています。
このような状況から、マイナビ農業は地元の食材を活用した様々なプロジェクトを展開してきました。具体的には、「でりさす×ご馳走旅」や「くりーむパン」などの企画が挙げられ、地場産品の活用に努めています。今回のカウシェとの協業では、全国の農家から規格外品を仕入れ、新たな流通ルートを開発することで、持続可能な農業経営へ貢献します。
取り組みの概要
このプロジェクトは、農家が大切に育てた作物を無駄にせず、フードロス削減を目指すものです。具体的には、全国の農家から仕入れた規格外の野菜を「カウシェ」のアプリ内の「カウシェファーム」を通じてユーザーに届ける仕組みです。ユーザーはアプリ内で作物を育て、収穫することで、実物の野菜を自宅に受け取ることができます。
第一弾として提供されるのは、規格外のたまねぎ、じゃがいも、有機ニンニクです。
- - たまねぎ:通常の流通に乗らず、見た目や大きさにばらつきがある規格外のたまねぎを1.6kgほど提供します。日常の料理に便利なサイズで、楽しみながらフードロス削減に参加できます。
- - じゃがいも:直径3cm未満のサイズですが、味や品質に問題がないじゃがいもをリレー形式で複数の産地から届けます。
- - 有機ニンニク:山梨県八ヶ岳地域で有機栽培されたニンニクは見た目が基準に合わないものの、香りや味は卓越しています。スライスやガーリックオイルとして楽しめる新しい価値が生まれます。
今後の展望
協業の成果をもとに、今後は地域や季節に応じた規格外野菜の提供を拡大する予定です。これにより農家と消費者をさらに密接に結びつける新たなモデルを提案し、農業の持続可能性を高めるとともにフードロス削減に寄与します。ゲーム感覚で農業を体験し、自然と向き合うことで、消費者がより一層農業支援に関わる機会を提供することを目指しています。
生産者のコメント
この取り組みへの期待感は、生産者の心の中にも芽生えています。ある有機ニンニクの生産者は、自身の作物が外見上の理由で廃棄されることに対する悔しさを語り、マイナビ農業との出会いによって価値を再認識できたと述べています。農業現場への理解と支援の姿勢に感謝を示し、大切に育てた作物が人々に届く喜びを感じています。
カウシェの責任者のコメント
カウシェの代表は、「買い物をもっと楽しい体験にする」という理念が、マイナビ農業との取り組みを実現したと強調します。消費者が農業を支援しながら楽しむ新たな流通モデルの循環を広げることで、より豊かな社会作りに貢献していく考えです。
この協業は、ただの取り組みではなく、農業と消費者の未来を繋ぐ重要な試みです。規格外野菜の有効利用を通じて、現代社会における食品ロス問題の解決を共に目指しましょう。