災害時の在宅医療をサポートする新サービス「あんぴケア」
株式会社バカンが開発した新しい災害時安否確認サービス「あんぴケア」が、2026年2月25日から27日にかけて東京ビッグサイトで開催される「東京ケアウィーク'26」の第12回CareTEX東京'26において初めて公開されます。このサービスは、高齢者や障害者が在宅で医療や介護を受ける際の安全を確保するために設計されており、特に自然災害が増加する現代において重要な役割を果たします。
開発の背景
近年、日本全国で自然災害の発生頻度が高まり、特に高齢者や障害者が在宅で生活する中での安全管理が急務となっています。避難や情報収集が難しい在宅利用者に対して、迅速な安否確認が求められています。そのため、2024年には訪問系介護サービス事業者に対し、災害時の事業継続計画(BCP)の策定が義務付けられ、未策定な場合は報酬の減算という制度的な厳しさも生まれています。
従来の安否確認は、特定の場所に人々が集まることを前提としており、多くの医療・介護事業者が関わる在宅利用者に対する仕組みが整っていませんでした。その結果、多くの事業者が手作業で電話をかけ安否確認をするという非効率的なプロセスが続いており、確認にかかる時間や情報の分断が課題として浮上していました。
これらの問題を解決するために、バカンは安否確認サービス「あんぴケア」を開発しました。
あんぴケアの概要
「あんぴケア」は、災害時にSMSを用いて在宅で生活する利用者の状況を一斉に確認することができ、その結果を事業所内で整理・共有する仕組みです。特別なアプリのインストールや事前設定は不要で、携帯電話番号を入力すればすぐに利用開始できます。
主な機能
- - 一斉SMS送信: 気象庁からのデータに連動して自動的に通知し、必要に応じてリマインダーも発信します。
- - 簡単な回答画面: 利用者は簡単に2〜3回のクリックで回答できます。
- - リアルタイム可視化: 確認結果を事業所内で統一的に管理し、電話確認の状態も含めて把握できます。
- - BCP訓練モード: 訓練配信にも対応可能です。
- - CSV出力: 自治体との連携を考慮したデータの管理が可能です。
このサービスは、単に事業所内で完結するツールではなく、 「公助(行政)」と「共助(事業者)」を結ぶ地域包括ケアの情報基盤を築くことを目指しています。
展示の目的と今後の展望
展示では、「あんぴケア」の機能や活用イメージの紹介を行いますが、サービスの販売開始を目的としているわけではなく、さらなる実証実験やサービス改善を図るためのステップとなります。現在は、在宅医療・介護の現場での利便性向上を目指した改良が進められています。
将来的には、防災分野での実績を活用し、在宅医療・介護事業者と自治体が連携する安否確認プラットフォームを展開することを目指しています。これにより、地域全体の災害対応能力を向上させることに貢献する考えです。
展示会概要
- - 展示会名: 東京ケアウィーク'26 内第12回CareTEX東京'26
- - 会期: 2026年2月25日(水)〜27日(金)
- - 会場: 東京ビッグサイト 西展示棟
- - 主催: ブティックス株式会社
株式会社バカンについて
株式会社バカンは、東京都中央区に本社を構える企業で、2016年に設立されました。経済産業省から「J-Startup 2019」にも選定されたことのあるバカンは、「人と空間を、テクノロジーで優しくつなぐ。」というビジョンのもと、AI技術を使った混雑の可視化をはじめ、地域の生活をアップデートするプラットフォームの提供を行っています。