若者たちが足立区の未来を描く「アダチ若者会議」
2023年8月4日、足立区において初となる「アダチ若者会議」が開催されました。この会議は、若者が主体となり地域の未来を考える新たな試みであり、参加者たちは自らの意見を自由に発言できる環境が用意されています。
若年者支援元年の号令
足立区は2023年度を「若年者支援元年」と位置づけ、大学の授業料無償化や難関大学合格を目指す無料学習塾「足立ミライゼミ」の開校など、義務教育終了後も継続的に支援を行う政策を展開しています。このような背景の中、若者自身の声を反映させるために、若者主体の会議を立ち上げることが決まりました。
第1回会議の開催
「キミも。ミーティング」と名付けられたこのイベントには、高校生を中心に12名の若者が参加しました。会議の場は、足立区の綾瀬駅高架下に位置する「あやセンターぐるぐる」。ここは、リラックスした雰囲気のコミュニティスペースで、お茶やお菓子を楽しみながら、BGMが流れる中で意見交換が行われました。ファシリテーターには大学生や若手職員が参加し、活発なディスカッションが展開されました。
若者の夢と支援の必要性
今回の会議では、「夢の実現に私たちにはこれが必要だ!」というテーマのもと、学業やスポーツ活動を支援するための具体的な要望が挙げられました。参加者からは「他の高校生と集まるコミュニティが欲しい」「プロからのアドバイスを受けられる場を設けてほしい」といった声が上がり、若者たちの視点から様々な提案が寄せられました。
参加者の反応
若者たちの反応も上々で、「初めての活動だが、自分の意見をはっきり伝えられて良かった」との感想や、様々な考え方と意見が交わされて楽しかったという声が多数寄せられました。新しい仲間との出会いもあり、非常に満足度の高い会議となりました。
「キミも。」の理念
この「アダチ若者会議」のキーとなるフレーズは「キミも。」です。この言葉には、若者たちの声が届き、仲間との出会いが生まれ、共に未来を描いていくという思いが込められています。来る9月6日には、大学生や社会人3年目の若者を対象とした第2回目の会議が予定されています。さらに、地域の高校や居場所を訪れる「アウトリーチ」や、オンラインでの意見収集も行うことで、より多くの若者の声を聴く仕組みを整えています。
結論
若者の視点から生まれた意見やアイデアは、足立区の未来の成長に繋がる重要な資源となります。今後も「アダチ若者会議」を通じて、活発な意見交換が行われ、その結果として新しい支援策が生まれることを期待しています。若者たちが地域に貢献する姿勢が、足立区の未来をより良いものにする手助けとなるでしょう。