グローバルキッチンが社内で栄養学研修を実施し健康をサポート

グローバルキッチンの栄養学研修会

2025年8月25日、東京都港区に本社を置くグローバルキッチン株式会社は、全社員を対象に栄養学の研修を開催しました。今回の講師には、女子栄養大学栄養クリニックの蒲池桂子教授が迎えられ、「食事と栄養〜ライフステージ別に必要な栄養と身体の変化の基礎知識」と題した講演が行われました。

この研修は、社員が栄養に関する理解を深め、質の高い商品を開発し、より良いサービスを提供するための取り組みです。参加者は約30名で、ライフステージごとの栄養や身体の変化に関する内容に耳を傾けていました。

食事の重要性と栄養管理の必要性

超高齢社会の進行に伴い、食事はただの栄養摂取にとどまらず、生活の質（QOL）の維持・向上や日々の楽しみとしても重要です。特に、高齢者向けの食事提供には、加齢に伴う身体の変化や、個々の健康状態に応じた適切な栄養管理が求められます。

グローバルキッチンでは、管理栄養士が作成した栄養バランスの整った献立を提供しています。しかし、社内の全ての社員が正しい栄養知識を持つことが、より良いサービスの提供につながるとの考えから、全社員を対象にした研修会を実施しました。

蒲池教授の講演内容

研修会では、蒲池教授から各ライフステージに応じた必要な栄養素や、身体の変化に適した食事の工夫について、最新の研究成果を交えて説明がありました。参加者は熱心に話を聞き、質疑応答の時間では自身の日常や業務に関連する質問が多く寄せられました。「お客様への商品開発に役立つだけでなく、自分自身や家族の健康を考えるうえでも非常に参考になった」といった感想も聞かれ、参加者たちは実践的な知識を得たようです。

今後の取り組みと意義

グローバルキッチンは、今後も定期的に研修会や勉強会を開催し、社員全員が習得した知識や視点を活かして、主力ブランド「まごの手キッチン」での新メニュー開発や既存商品の改良を進めていく計画です。顧客の多様なニーズに応えるためのサービス提案も強化し、企業としての成長を図ります。

グローバルキッチン株式会社について

グローバルキッチンの企業理念は、「すべての人に、安心で美味しい食事を届けたい」というものであり、高齢者施設や在宅介護を支える食材提供サービスを展開しています。主に「まごの手キッチン」というブランドを通じて、調理済み冷凍食材を全国に供給し、介護現場の負担を軽減しながら、食の質を向上させる事業を行っています。高齢化が進む日本において、介護施設や在宅ケアの現場での「人手不足」や「栄養管理の難しさ」といった課題に対して、グローバルキッチンはおいしく栄養バランスの取れた介護食を提供し、利用者の豊かな生活の支援を目指しています。