新しい節電支援サービス「節電コンシェルジュ」
近年、多くの中小企業がエネルギーコストの増加に直面しています。特に、業務用電力料金は過去数年間で30%も上昇しているのが現状です。このような背景を受けて、節電やCO2削減への取り組みが遅れている中小企業に対し、キヤノンMJは新たに節電支援サービス「節電コンシェルジュ」を発表しました。
サービスの目的と特徴
「節電コンシェルジュ」は、中小企業が運用を続けやすい低価格なプランで構成されています。このサービスは、消費電力量の見える化を開始として、コンサルタントによるアドバイスや個別の節電ルール作成を支援します。これにより、結果として月々の基本料金や使用量料金を低減することが可能となります。
例えば、キヤノンMJの本社では、特別な設備投資を行うことなく、運用と見える化の技術を駆使して、建物の完成以来約40%の省エネを達成し、約2億3千万のコストダウンを実現しました。この経験を基に、新たなサービスを展開していきます。
具体的なサポート内容
本サービスでは、無料の節電診断を通じて、消費電力量の見える化や年間削減額の予測を行います。この診断結果を参考に、お客様はサービスの導入を判断しやすくなります。またサポートセンターは、導入後の運用を助けるために、日々の電力使用状況の監視や施策の実施をサポートします。これにより、継続的な節電対策が実現しやすくなります。
利用料金の透明性
「節電コンシェルジュ」には、初期費用が500,000円かかります。これは、電力計測機器、節電対策チャート書式、標準設置作業、コンサルタントの訪問指導を含む料金です。また、月額費用は8,000円で継続的にサポートを受けることができます。これにより5年間の総コストは1,000,000円未満で収まるため、非常に導入しやすい条件となっています。
今後の展望
キヤノンMJは、今後1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)を中心にサービスの展開を進め、2020年までに1,000事業所との契約を目指します。その結果、売上高10億円を目指すという明確な目標を掲げています。
この「節電コンシェルジュ」を通じて、どれだけの中小企業がエネルギーコストの削減に成功するのか、今後の展開に期待が寄せられます。
詳細は公式ホームページにてご確認ください。
キヤノンMJ 節電コンシェルジュ公式サイト