OffersとLumilinksが共創
エンジニアやプロダクトマネージャー、デザイナーのキャリアを支えるプラットフォーム「Offers(オファーズ)」を運営する株式会社overflowは、テック業界における多様な才能が集まる実験的コミュニティ「CrossRel」を運営する株式会社Lumilinksと共同で、プロダクトデザイナー向けのスキルツリーと書籍マップを開発しました。この新しいコンテンツは、デザイン業界におけるキャリア形成を支援することを目的としています。
共同制作の背景と目的
Offersは、これまで#Offers_DeepDiveというイベントを通じて「本質を見抜く目を持つ」というテーマの下、エンジニアやデザイナー、PM向けの勉強会を開催してきました。その中で明らかになったのは、個別イベントがどのようにキャリアの成長に繋がるのかを示す必要性です。エンジニアのためのスキルツリーを作成した実績を踏まえ、プロダクトデザイナーからのニーズに応える形で、今回の共同制作に至りました。
プロダクトデザイナー向けスキルツリーの特徴
新たに発表されたプロダクトデザイナー向けのスキルツリーは、デザインに必要なスキルを「要件・戦略」「骨格・表層」「実装」の3段階に分け、視覚的に表現されています。学習者は、要件定義を起点に、「ドメイン知識」「プロトタイピング」「ユーザーリサーチ」を経て専門スキルへと進んでいきます。これにより、より明確にキャリア形成のステップを認識できるようになります。
また、スキルツリーはRPGゲームのような形式で、学習者の現在の位置と次のステップが直感的に理解できるような工夫が施されています。
書籍マップでの学びの充実
同時に提供される書籍マップは、各スキルエリアに対応した約20冊の実務書を視覚的にまとめています。「はじめてのUXリサーチ」や「ABOUT FACE」、「JavaScript本格入門」など、定評のある書籍を学習フェーズごとに最適な順序で紹介しています。これにより、デザイナーは「どの本をどう読むべきか」という迷いから解放され、効率的に知識を蓄えることができます。
CrossRelとの協力体制の重要性
CrossRelは、テック業界での多様な才能が交わるコミュニティです。Offersはこれまでに27,000人以上のエンジニア・デザイナー・PMが利用しているプラットフォームとして、CrossRelの理念に賛同し、そこの専門家の知見を活かしてコンテンツの開発を進めました。この協力により、業界が求める実用的なスキルを反映させたものが出来上がりました。
今後の展望
今回のスキルツリーと書籍マップは、今後もアップデートを続ける予定です。最新のデザイン業界のトレンドや技術動向を常に反映し、デザイナーが求める情報を提供し続けます。また今後は、プロダクトマネージャーやエンジニア向けのスキルツリーとの連携も考えられており、より広範なキャリア支援を目指します。
Offersは、技術トレンドやキャリアに関する情報を積極的に発信しており、これからもテック人材の成長を支えるラインナップを強化していきます。デザインやエンジニアリングの世界で新たな価値を創造するために、今後ともご期待ください。