モータースポーツ振興と地域活性化の新たな一歩
株式会社日本レースプロモーション(JRP)が、2025シーズンの全日本スーパーフォーミュラ選手権の第3戦・第4戦が開催される栃木県と「地域連携パートナーシップ」を結ぶことを発表しました。この取り組みは、モータースポーツを通じて地域の魅力を発信し、地域活性化を図ることを目的としています。
近年、国内モータースポーツの盛り上がりとともに、各地でのイベントやレースが観光業にも寄与することが注目されています。特に、関東圏では唯一の開催となるスーパーフォーミュラにより、栃木県の観光地や地域経済が活性化することが期待されています。JRPはすでに他の自治体と連携を進めており、三重県や大分県、宮城県などでの協定締結を進めてきましたが、今回は初の広域自治体との結びつきとなります。
栃木県との具体的な取り組み
2025年4月18日(金)には、モビリティリゾートもてぎで協定締結式が行われる予定です。栃木県知事やJRPの代表者が出席し、モータースポーツ振興に向けた意気込みを語る場となるでしょう。この締結式は、メディアに向けての取材も受け付けており、関心のある方は事前に申請が必要です。
また、同時期に開催されるレースに合わせて栃木県内に「モータースポーツツーリズム」を推進するためのGPSチェックインポイントも設置されます。これにより、観客は県内の観光地を巡りながらレースを楽しむことができ、特典を受けることも可能です。実施期間は2025年4月7日から30日までで、計15箇所のチェックインポイントが設定されます。
栃木県の魅力を発信
協定締結式当日には、栃木県の観光PR用ブースも設置され、地元の観光資源や特色をアピールする機会となります。観光パンフレットの配布や観光スポットの紹介を通じて、地域の魅力を広く伝えることが期待されています。これは、モータースポーツファンだけでなく、多くの観客に栃木県を知ってもらう貴重なチャンスです。
JRPでは、今後も各地の自治体との連携を深め、イベントを通じて地域に恩返しできるようさらなる取り組みを進めていく方針です。モータースポーツのファンにとってはもちろん、地域住民にとっても愛される取り組みを続けていくことが求められます。
まとめ
モータースポーツは単なる競技ではなく、地域に根ざした文化や産業を育む力を持っています。栃木県との今回のパートナーシップ締結は、これからのモータースポーツを通じた地域振興の新たなステップとなることでしょう。観戦や観光を通じて、モータースポーツの魅力が広がっていくことに期待が寄せられています。