新しい魅力を持った『ハイレモン』が誕生
今年、日本の人気キャンディー『ハイレモン』が45周年を迎え、記念の新パッケージデザインが発表されました。この新パッケージは、アトリオン製菓株式会社と学校法人岡学園トータルデザインアカデミーが共同で手がけたもので、地元デザイン学生によって創造されたものです。
過去と未来の融合
アトリオン製菓は、長野県須坂市に本社を置く老舗の菓子メーカーです。『ヨーグレット』や『ハイレモン』、さらに『パチパチパニック』などの定番商品を製造・販売しており、今年も新たな一歩を踏み出しています。このプロジェクトは、地域の未来を担う若者に実践的な経験を提供しながら、企業側にも新しい視点を取り入れることを目的としたものです。
学生の創造力が光る
デザインを手がけた岡学園トータルデザインアカデミーの2年生西山萌珈さんは、ブランドのオリジナルキャラクター『ヨググ』と『レモモ』の表情を前面に押し出したデザインを考案しました。この新たなコンセプトは、消費者の目を引きつけ、思わず手に取ってしまいたくなるような魅力を持っています。彼女自身も工場見学の際に、「自分のデザインが本物のパッケージに変わる瞬間を見られて感動した」と語っています。
産学連携で生まれた実践的デザイン
本プロジェクトは、岡学園トータルデザインアカデミーの高柳秀章先生と、アトリオン製菓の企画開発部長高宮隆一の協力により実施されました。授業では、学生たちは実際の市場で通用するデザイン力を学び、企業の課題に直面する貴重な機会が提供されました。
1月に行われた成果報告会には27名の学生が参加し、彼らは長年愛され続けてきた商品の新たな魅力を見いだす挑戦をしました。その中から選ばれたデザインが、現在の商品に採用されることとなったのです。
SNSを通じた親しみ
新デザインの発表にあわせて、アトリオン製菓はSNSを利用したキャンペーンも行うことが決定しています。受け取った消費者に新しい楽しみの機会を提供することで、ブランドの認知度向上につなげる狙いです。
地域との共生
アトリオン製菓は今後も地域に根ざした人材育成に注力し、産業振興を図っていくとしています。このような取り組みが新しい魅力を持つ商品を通じて消費者に届き、地域にエネルギーをもたらすことを期待しています。
まとめ
ハイレモンは新たなデザインで消費者に親しみやすさを提供しつつ、学生たちにも貴重な経験を与えています。これからも彼らの創造力が、さらなる商品開発を通じて続いていくことを楽しみにしています。新パッケージの『ハイレモン』は、6月上旬より全国のコンビニやスーパーで販売される予定です。期待が高まります!