次世代エアモビリティコンソーシアムの取組み
石川県加賀市は、空飛ぶクルマの実現に向けた取り組みを強化するため、「加賀市次世代エアモビリティコンソーシアム」の第2回総会を開催します。このコンソーシアムは、さまざまな企業や機関が集まり、次世代の空の交通手段を開発するための共同プロジェクトです。昨年11月の設立以来、メンバーは増え続けています。
総会の開催概要
開催日時: 2025年5月28日(水)15:00~16:45(受付開始14:45)
開催場所: 官民共創HUB 会議室(東京都港区虎ノ門)
総会は第1部と第2部にわかれ、さまざまなプログラムが用意されています。第1部では、会長や加賀市長の挨拶に加え、内閣府および経済産業省からの来賓紹介、コンソーシアムの新規メンバーの紹介が行われます。特に、注目されるのはこのコンソーシアムの運営方針や活動についての発表、さらにはパイロットプロジェクトの詳細です。
パイロットプロジェクトは、加賀市内の旧小学校間の防風林上空を利用し、eVTOL(電動垂直離着陸機)の先行飛行エリアおよびテストコースとして整備されることを目指しています。これにより、メンバー企業の強みを活かしながら、調査や整備を進め、エアモビリティに関する実証実験を行う重要な一歩となります。
基調講演の内容
総会の第2部では、基調講演が行われ、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の専門家が登壇します。講演のテーマは「空飛ぶクルマにおける運航管理に係る課題について」です。このような知見は、エアモビリティの将来に向けた技術的課題を明確にし、解決策を見出すために極めて重要です。
出席予定者
出席者には、加賀市の関係者に加え、内閣府や経済産業省、各種教育機関、航空関連企業の代表者が集まります。また、オブザーバーとして国立研究開発法人なども参加予定です。新たに参画したメンバーも含め、各方面からの知恵やアイデアが集結することにより、エアモビリティの未来を創り上げるための基盤を築くことが期待されています。
結語
加賀市次世代エアモビリティコンソーシアムの活動は、単なる技術開発だけでなく、地域の活性化や新たな産業の育成にも貢献することを目指しています。このプロジェクトが進むことで、未来の空の交通がより身近に感じられる時代が来ることに期待が高まります。今後の進展に注目していきたいと思います。