オムロンのAIアバターに起用されたバーチャルヒューマンRiaがNVIDIA GTCに登場

バーチャルヒューマンRiaがAIアバターとしてNVIDIA GTCに登場

先日、東京都に本社を構える株式会社Awwがプロデュースするバーチャルヒューマン「Ria」が、オムロン株式会社のCT型X線自動検査装置「VT-X」シリーズのAIアバターとして登場しました。この発表は、AI技術の最新動向が集結するNVIDIA GTCにおいて行われ、注目を集めています。

Riaの役割と技術背景

バーチャルヒューマン「Ria」は、NVIDIA Omniverse™を活用し、検査データを精密に処理することで高精度な結果を提供しています。このシステムでは、Riaが音声で検査結果を伝えることにより、ユーザーは直感的に結果を理解できるようになっています。UIの改善はもちろんのこと、操作性の向上にも寄与しています。

NVIDIA GTCの会場では、「VT-X」シリーズに組み込まれたRiaのデモが行われ、AIによるサポートが業務効率化に貢献する様子が示されました。このような試みは、今後の医療現場におけるAI活用の可能性を広げるものであると期待されています。

NVIDIA GTC 2025の魅力

NVIDIA GTCは、世界最大規模のAIカンファレンスであり、人工知能やデータサイエンス、機械学習などの最先端技術が数多く紹介される場です。2025年3月17日から21日にかけて、カリフォルニア州サンノゼで開催され、25,000人以上の参加が見込まれています。今回のRiaの登場も、このイベントの注目の一つとなっていました。

Awwのビジョン

Awwは、今後もバーチャルヒューマン技術を駆使して、さまざまな分野でのユーザーエクスペリエンスを向上させていく方針です。この技術を利用することで、新たな価値を社会に提供することを目指しています。

オムロンとしても、生成AIを活用し、検査プログラムの作成過程をより簡易にするアプリケーションを導入。新規ユーザーが技術的障壁に直面することなく操作できる環境作りを目指しています。今後、「Ria」がバーチャルヒューマンとしてどのような進化を遂げていくのか、引き続き注目が集まります。

Riaとは

Riaは、独特な世界観とミステリアスな雰囲気を持つバーチャルモデルで、2019年からInstagramを通じてライフスタイルの発信を行ってきました。そして、Mercedes-BenzやClarinsなどともコラボレーションし、その存在感を示しています。詳細は公式Instagramをご覧ください。

会社の背景

株式会社Awwは、日本の先端技術を駆使してバーチャルヒューマンの開発を行う企業です。imma、plusticboy、Riaといった多様なキャラクターをプロデュースしており、メタバースやバーチャルファッションなど幅広いビジネス展開を行っています。特にAI研究においては、サンフランシスコにおけるグローバルパートナーとの協力を強化し、バーチャルヒューマンとAIの融合を進めています。