ロッテと長岡京市が連携、新たな健康づくりに向けた協定を締結

京都府長岡京市において、株式会社ロッテが2025年11月1日（土）に同市と「包括的な連携に関する協定」を締結したことが発表されました。この協定は、地域住民の口腔内環境の維持・改善を目指すもので、健やかで豊かな生活を送るためのさまざまな取り組みが含まれています。具体的には、歯と口の健康増進に向けた共同プログラムを展開し、地域社会と密接に連携することを通じて、健康寿命の延伸を図る狙いがあります。

協定の主な内容

ロッテと長岡京市の協定には、以下のような主な内容が含まれています。これにより、地域住民に向けた健康促進活動が具体化される予定です：

1. 口腔の健康づくりを通した健康増進事業
口腔ケアを通じた健康の向上を目指し、講座やワークショップなど様々な形で市民に対する支援を行います。

2. 心と体の健康増進
口腔の健康が心と体に与える影響についての理解を深めるための活動を行います。

3. 「噛むこと」の大切さの普及
噛むことの重要性に関する情報を市民に広め、日常生活の中で意識してもらう取り組みを実施します。

4. 身体の衰えを予防する知識の普及
口腔の健康を保つことで、身体の健康を維持するための知識を共有します。

5. 災害時の被災者支援
有事の際には、ましてや災害時に必要な物資の提供を通じて、地域の安全と健康を守る活動を行います。

6. 協定目的達成のための必要な事項
その他必要に応じた取り組みを柔軟に行う予定です。

令和7年度の主な取り組み内容（予定）

今後の活動として、令和7年度には以下のような取り組みが計画されています：

- 高齢者向けのオーラルフレイル講座

講師派遣などを通じ、高齢者に必要な知識を提供します。

- 咀嚼チェックガムの配布

講座参加者に対して、実際的に噛むことの重要性を体験してもらうためのガムを提供する予定です。

- 災害時の物資提供

有事の際、必要な物資（ガムやチョコレート、カイロなど）を提供し、災害により影響を受けた市民を支援します。

- 防災フェスタへの協力

来年1月に開催予定の防災フェスタにおいても、協力することで防災意識の向上を図ります。

ロッテのサステナビリティ目標

株式会社ロッテは、1948年以来、「噛むこと」や「キシリトール」の利点を活かした活動を通じて、地域住民の口腔健康を守り続けています。特にサステナビリティの一環として設けた「ロッテミライチャレンジ 2048」は、噛むことによる健康促進を目指しており、研究活動や啓発活動を進めています。また、幼児期からの歯の健康維持にも積極的に取り組んでいます。

災害発生時には健康被害軽減策としてキシリトール配合のガムやタブレットを提供し、基本的な健康を守るための支援も行っていく考えです。

このように、ロッテと長岡京市の協定は、地域の健康を支える方針を明確にし、今後の活動を通じて地域全体の健康意識を高めることにつながるでしょう。