宮川町歌舞練場が新たに名付けられる三ツ輪座の杮落し公演

京都の新たな舞台「三ツ輪座」誕生を祝する工芸菓子

2025年11月1日から9日までの間、京都の五花街の一つ、宮川町歌舞練場において、新たに名付けられた「三ツ輪座」の杮落し公演が開催されます。この公演を記念して、株式会社鶴屋吉信が特別に製作した工芸菓子「慶翔」が展示されることが決まりました。もともと2022年から建替え工事を行っていた宮川町歌舞練場が、2025年5月に竣工し、新しい舞台として生まれ変わります。この特別な機会に、優雅な京菓子の魅力を体感できることは嬉しいお知らせです。

工芸菓子「慶翔」について

「慶翔」は、鶴屋吉信の熟練した和菓子職人によって作られた特別な工芸菓子です。この作品にはさまざまな牡丹の花や青々とした松葉が盛り込まれており、まるで生け花のように見事にデザインされています。公演の日程に合わせて数カ月かけて製作されたこの工芸菓子は、技術と美が融合した力作です。観客はこの作品を目の前で鑑賞することができ、「慶翔」の繊細な表現を楽しむことができます。

展示の詳細

公演は、宮川町歌舞練場において行われます。会場に足を運ぶことで、工芸菓子「慶翔」だけでなく、素晴らしい公演内容も楽しむことができるでしょう。展示は、歌舞練場の1階正面玄関に入ったところで行われ、菓子の販売も同時に行われます。ぜひこの機会に、和菓子とともに宮川町歌舞練場の魅力を堪能してください。なお、11月5日は休演日となっておりますので、ご注意ください。詳しい情報は宮川町の公式ホームページをご覧ください。

工芸菓子の歴史と魅力

工芸菓子とは、和菓子を用いた伝統的な工芸品の一種であり、その技術は江戸時代から続いています。特に、「献上菓子」として大奥で鑑賞されたことが始まりとされています。伝統的な手法を用いて、四季折々の景色を表現する工芸菓子は、日本の文化と歴史が詰まった魅力的な存在です。

現在、京都西陣の鶴屋吉信本店では、四季折々の工芸菓子がショーウィンドーに並んでいます。特に、紅葉や紫陽花、桜といった季節ごとのテーマが反映された美しい菓子が見られる期間限定の展示は、訪れる価値があります。

鶴屋吉信について

株式会社鶴屋吉信は、1803年に創業し、京都の老舗の和菓子屋として長い歴史を有しています。「ヨキモノを創る」を家訓とし、伝統を守りながらも現代的な感覚を取り入れた新しい和菓子を追求しています。また、各種コラボレーション企画にも取り組み、和菓子の持つ新たな価値を広げています。公式サイトおよびSNSアカウントで最新情報を発信していますので、ぜひチェックしてください。