Fitbitでストレス管理
2019-08-13 11:18:00
Fitbitによるストレスチェック研究で健康促進を目指す新たな試み
Fitbitを活用した新たなストレスチェック研究
近年、メンタルヘルスへの関心が高まっている中、株式会社HRデータラボは東洋大学と共同で、スマートウォッチ「Fitbit Charge3」を使用したストレスチェック研究を開始しました。この研究の目的や成果、そして今後の健康促進につながる可能性について詳しく見ていきます。
研究の背景
厚生労働省の調査によると、仕事や職業生活で強いストレスを抱える人が58.3%に達しています。2015年からはメンタルヘルス不調を予防するためのストレスチェックの実施が義務化され、企業も対策に取り組む姿勢を強めています。ストレスの実態を把握することは、メンタルヘルス対策の第一歩と言えるでしょう。
研究内容
東洋大学では、学生の生活状況を改善するための実証実験が行われています。Fitbit 을使って、学生たちの日常生活がもたらすストレスについて分析することが目的です。新学期になると、試験やサークル活動、アルバイトなど多忙を極めます。こうした生活の変化が学生の健康、特にストレスにどのように影響を与えるかを調査するのです。
具体的には、Fitbit Charge3を用いて心拍や脈波といったバイタルデータを計測し、質問紙による調査を行うことでデータを可視化します。このアプローチにより、学生の心身の健康を向上させるための具体的な提言が行われる予定です。
研究の進行方法
実験が行われる期間中、参加する学生は何時でもFitbitを装着し、入浴時を除く日常生活を記録します。毎日、出来事を1時間ごとに振り返り、ストレスや幸福感に関する調査も行われます。また、ストレスに影響を与えた出来事やニュースについて、自由に記述してもらえるため、さまざまな視点からデータが収集されます。
期待される成果
HRデータラボと東洋大学経済学部の久米功一研究室では、この研究を通じて、働き方改革が進む中での新たな対策を提案することを目指しています。東京オリンピックのチケット販売に関連する取り組みとして、ボランティア活動や観戦機会を通じて従業員に有給休暇を提供するなど、先進的な企業文化の形成にも力を入れています。
この研究により、スマートウォッチでストレスの程度をリアルタイムで把握できることで、学生や社会人がストレスの高い状態を未然に防ぎ、適切な行動を取ることが可能になると期待されています。自分のストレスレベルを知ることで、休息やリラクセーションの時間を増やし、メンタルケアを早めることができるでしょう。
まとめ
一人でも多くの人々が過剰なストレスから解放され、健やかな生活を送れるようになることが、この研究の最終目的です。HRデータラボは今後も、AIとビッグデータを活用したストレスチェックサービスを通じて、メンタルヘルス向上に寄与していきます。入社や入学によって新たな環境に適応する際、学生や社会人が、自らの心の状態を見つめ直す手助けとなることを願っています。
会社情報
- 会社名
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株式会社HRデータラボ
- 住所
- 東京都新宿区愛住町12番地LaKRSビル2F
- 電話番号
-
03-6273-0072