東京オフィスマーケット
2025-06-09 13:23:14

2025年5月 東京オフィスマーケット動向を分析:空室率と募集賃料の変化

2025年5月 東京オフィスマーケットの動向



2025年5月末時点の東京オフィスマーケットに関する調査が、三菱地所リアルエステートサービス株式会社によって発表されました。空室率や平均募集賃料に関する重要なデータがまとめられており、ビジネスや不動産投資を考える上での参考になります。以下では、これらのデータを詳しく見ていきましょう。

空室率の動向



今回の調査によると、2025年5月の東京のオフィス空室率は3.65%となり、前月比で0.04ポイントの減少が見られました。一方で、主要5区での空室率は3.35%であり、こちらは前月比で0.10ポイントの減少です。特に、港区の潜在空室率は5%を下回り、4年8か月ぶりのことです。これらの数字は、東京のオフィスマーケットが回復傾向にあることを示しています。

平均募集賃料の動向



次に、平均募集賃料について見てみましょう。主要5区の平均募集賃料は31,976円/坪で、前月比では436円の増加が見られました。加えて、主要7区における平均募集賃料は28,862円/坪で、前月比は219円の増加です。この上昇は、特に都心部の経済活動が活発であることの現れと言えるでしょう。

特徴的なエリアのデータ



特に注目すべきは、丸の内・大手町・有楽町・内幸町エリアで、ここでは平均募集賃料が初めて50,000円/坪を超えました。この動きは非常に重要で、エリア内でのオフィス需要が高まっていることを示しています。一方、豊洲や晴海エリアにおいては、潜在空室率が低下傾向にあるものの、最近は大型フロアの募集が始まったために前月比で上昇傾向となっています。

潜在空室率のさらなる分析



さらに、2024年4月末と2025年4月末のデータを比較すると、主要13エリアの中で空室率が低下しているのは六本木・赤坂エリアを除き、その他のエリアが改善を見せています。特に新橋・虎ノ門・汐留エリアは前年同月比で5.56ポイントも低下しており、オフィスの需要が高まっているのは明らかです。

まとめ



2025年の東京オフィスマーケットは、全体として好転する傾向が強まっており、新しいオフィススペースの需要が高まっていることが再確認されました。今後の市場動向にも注視しながら、企業がどのような戦略でオフィスを選択していくのかが引き続き興味深いところです。また、三菱地所リアルエステートサービスとしても、企業ニーズに応じたオフィス環境の提供に努めていく所存です。


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会社情報

会社名
三菱地所リアルエステートサービス株式会社
住所
東京都千代田区大手町1-9-2 大手町フィナンシャルシティ グランキューブ11階
電話番号
03-3510-8011

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