阪部工業、クラウドシステム導入で業務効率化を実現
概要
愛知県西尾市に本社を構える阪部工業株式会社は、鋳鉄製品の製造を手掛ける有力なものづくりメーカーです。このたび、八千代エンジニヤリングの代表的なグループ会社である八千代ソリューションズが提供する、クラウド設備保全システム「MENTENA」を導入しました。MENTENAの導入により、取り組み開始から僅か数カ月で、阪部工業は月間12時間以上の残業時間を削減することに成功しました。
阪部工業の挑戦
阪部工業では、過去の保全履歴を探すのに多くの時間がかかっていたり、保全データの有効活用ができていなかったことなどの課題がありました。その結果、大きなトラブルの教訓を活かしきれていない現状が続いていました。また、予備品の在庫管理が担当者の経験や記憶に頼っていたため、在庫過剰や注文漏れといったリスクも抱えていました。これらの課題を解決するために、MENTENAを導入することに決定しました。
MENTENAの仕事内容
MENTENAは、設備管理や施設管理のための先進的なシステムで、エクセルや紙の管理からクラウド上での管理へと移行することを目指します。ユーザーが使いやすいデザインで、初期費用がかからない定額制を採用しているため、導入は簡単で安心して行えます。特に設備保全においては情報の一元管理が可能となり、現場の業務効率化に大いに寄与します。
MENTENA導入後の変化
阪部工業がMENTENAを導入した結果、最初の2カ月間で大きな変化がありました。まず、チーム全体の残業時間が月間12時間以上短縮され、昼勤と夜勤の担当者間での情報共有もスムーズになりました。また、保全履歴や作業履歴についてもフリーワードで検索できるようになり、必要な情報を迅速に見つけられるようになりました。このような変化により、スタッフ全体の業務が効率的になり、組織としての働き方も改善されました。
お客様の声
導入に関与した阪部工業の担当者は、「1カ月のトライアルを経て本格導入を開始しましたが、すでに効率化の成果が見られています。作業履歴の記入から始め、今後は予備在庫や部品登録についても進めていく予定です。オンボーディングプログラムにより、導入後のサポートも非常に助かっています」と語ります。
会社概要
阪部工業は1935年に設立され、自動車部品や建設機械部品など様々な鋳物製品を製造しています。愛知県内に4つの工場を持っており、264名の従業員が日本のものづくりを支えています。今後も質の高い製品の提供と業務効率化を目指し、さらなる進化を続けていく予定です。
まとめ
阪部工業のMENTENA導入は、業務効率化の重要な第一歩となりました。デジタル化が進む中で、クラウドシステムを導入することで新たな時代に対応し、さらなる成長を遂げることでしょう。今後もその動向に注目が集まります。