鉄筋施工の現場で活躍するための日本語教育
むすびば株式会社(福岡市)は、外国人技能実習生や特定技能外国人を対象にした日本語教育サービスを展開していますが、最近、新たに鉄筋施工に特化した業界初のプログラムを開始したことが話題になっています。このプログラムは、事故リスクが高い鉄筋施工の現場で必要とされる専門用語や指示語を集中的に学ぶことができる内容となっており、導入企業からも高く評価されています。
プログラム開発の背景
鉄筋施工は、建物の柱や梁、スラブをつくる重要な工程であり、極めて高い精度と安全性が求められます。しかし、日本で働く外国人労働者が増える中、現場での日本語教育の整備が求められていました。むすびば株式会社では、そのニーズに応える形で、鉄筋施工を専門とした日本語教育を提供することにしました。同社は1900年代から続く鉄筋工事のプロ集団である株式会社小黒組と協力し、現場で実際に使われる用語や状況を反映したカリキュラムを構築しました。
教材の特徴
この教育プログラムでは、具体的には以下のような内容を学ぶことができます。
1.
事故防止のための安全標識の理解
様々なルールや標識を正確に理解することで、立入禁止区域への侵入や、事故のリスクを大幅に低減することができます。この知識は、安全意識の定着にも繋がります。
2.
鉄筋施工の作業工程の理解
柱・梁・スラブ・壁の作業工程を学び、かぶり厚さやピッチなど、作業時に気を付けるべき重要なポイントを理解します。
3.
現場特有の用語や指示の理解
「引っ張って」や「のみこみ」などの現場でよく使われる表現や、道具の名称を学ぶことで、作業中の誤解やミスを減少させます。
2週間の無料体験講座
むすびばでは、外国人労働者が安心して長く働ける環境を提供するため、国籍や日本語レベルを問わず、2週間の無料体験講座を実施しています。このプログラムは、授業料や教材費などが全て無料で受講可能です。授業は60分×週2回で、土日祝日を含む9:00~22:00に開催されており、柔軟な時間で学習できます。
申し込み方法
興味のある方は、お電話またはメールにて「2週間無料講座」の受講希望をお伝えください。詳細な情報や無料パンフレットの請求も可能です。
まとめ
むすびば株式会社は、外国人労働者と日本社会をつなげる架け橋の役割を果たし、更には「共に働き共に暮らす社会」の実現を目指しています。この鉄筋施工向けの日本語教育プログラムは、その理念を具現化する重要な一歩です。外国人労働者が安心して働ける環境の整備が進む中、むすびばの取り組みにぜひ注目していきたいものです。