10代は77.1%が「YouTubeはSNS」と認識!世代間で異なるSNS認識の差とは?
株式会社ブックリスタが運営する「推し活研究部(おしけん!)」が、推し活をしている10代~40代のユーザー600人を対象に「SNS」に関するアンケート調査を実施しました。その結果、世代によってSNSに対する認識に大きな差があることが明らかになりました。
特に注目すべきは、動画共有サービスのYouTubeに対する認識です。調査によると、YouTubeをSNSだと認識している割合は10代で77.1%と圧倒的に高い一方、30代では25.8%、40代では32.3%と、20代以上の世代では低い結果となりました。
この結果から、10代はYouTubeを単なる動画視聴サービスではなく、コミュニケーションや情報共有の場として捉えていることがわかります。一方、20代以上はYouTubeを動画投稿や視聴を楽しむためのサービスとして認識している傾向が見られます。
世代間の認識の違いが生まれる要因
世代間のSNS認識の違いは、それぞれの世代がSNSに求めるものや利用方法の違いが影響していると考えられます。
10代は、幼い頃からスマホやインターネットに触れて育ち、SNSを通じて友達とコミュニケーションを取ったり、情報収集を行ったりすることが当たり前の生活となっています。そのため、動画共有サービスであるYouTubeも、他のSNSと同様にコミュニケーションや情報共有の場として認識していると考えられます。
一方、20代以上は、SNSが普及し始めた頃に学生時代を過ごした世代です。当時のSNSは、主に友達や家族とのコミュニケーションツールとして利用されていました。そのため、YouTubeを情報収集や娯楽のためのツールとして認識し、コミュニケーションツールとしては捉えていないと考えられます。
SNSの認識の違いはコミュニケーションの課題に
今回の調査結果から、SNSという単語を使用する際には、受け手の世代によって認識が異なる可能性があることが明らかになりました。発信する側はこの点を意識し、相手にわかりやすく情報を伝えることが重要です。
例えば、YouTubeの動画内で「SNSで拡散希望!」と呼びかけると、10代には「いいね!拡散します!」と反応する一方で、30代以上からは「YouTubeはSNSじゃないでしょ?」と違和感を感じられる可能性があります。
受け手の世代を意識した情報発信を
今後、世代間のSNS認識の差はますます大きくなっていく可能性があります。発信する側は、受け手の世代を意識し、言葉遣いや表現方法を適切に選択することが大切です。
今回の調査結果は、私たちが日々のコミュニケーションの中で、世代間の認識の違いに配慮する必要があることを改めて示しています。