デジタル経済加速
2020-07-01 16:49:02
JFrogが新CDN機能を発表!デジタルファースト経済の進化を加速させる
JFrogが新CDN機能を発表!デジタルファースト経済の進化を加速させる
JFrogは、最近開催されたSWAMPUPカンファレンスで、従来のソフトウェア配布の枠を超える新たなCDN(コンテンツ配信ネットワーク)機能を発表しました。この新技術により、デジタルファースト経済においてソフトウェアの配信プロセスが一新される可能性があります。
近年、ハイブリッド・インフラストラクチャやエッジ・インフラストラクチャの急速な普及に伴い、クラウドネイティブアプリケーションの需要が拡大しています。これにより、ソフトウェアの配布がネットワークに与える影響が大きくなっており、IDCは2024年までに新たに追加されるデジタルアプリやサービスが5億2000万を超えると予測しています。そのため、ソフトウェアアップデートがネットワークを圧迫している現状は、今後ますます深刻になるでしょう。
P2P対応の新たな配信機能
JFrogは、新しいピアツーピア(P2P)アーティファクトダウンロード機能を発表しました。この機能は、数百から数千の接続されたマシンに効率的にソフトウェアアップデートを配布し、同時に速度とセキュリティを向上させることを目的としています。具体的には、アーティファクトをより小さな断片に分割し、同じネットワーク内のピア同士で共有することで、ダウンロード速度は劇的に向上し、単一障害点を排除することが可能になります。
さらに、JFrogは企業向けに外部ユーザーやパートナーにソフトウェアを配布する新しいCDNベースの機能も導入しました。これにより、ドライバーやプラグイン、商用ソフトウェア製品などを簡単にダウンロードができるようになります。このシンプルなSaaS型の管理ソリューションは、企業が外部からのダウンロードを簡便に行えるようサポートします。
DevOpsの新たな境地
JFrogの共同創設者でCEOのShlomi Ben Haim氏は、デジタルファースト経済におけるDevOpsの重要性を強調しました。彼は「私たちが提供するのは、スピードとセキュリティを両立させたエンドツーエンドのDevOpsプラットフォームです。そしてこれは、クライアントやパートナーに対しても迅速にソフトウェアを配布することが求められる時代において、開発者という立場からの責任でもあります」と述べています。
さらに、JFrogはバイナリオペレーション(BinOps)ツールセットの大規模なアップグレードを行い、JFrog Pipelinesソリューションに新機能を追加しました。この機能では、ユーザーが再利用可能なパイプラインステップのライブラリを構築できるため、DevOpsチームは一般的なアクションを効率良くシステムに組み込むことが可能となります。これにより、「プラグイン地獄」とも称される複雑さを避けることができます。
マイクロサービスの未来
最後に、JFrogはHelmチャートの管理に特化した新しい無料サービス「ChartCenter」を提供開始しました。これにより、マイクロサービスベースのコンテナ化アプリケーションの管理が簡素化され、HelmやDocker、Kubernetesのデプロイメントがより円滑になります。開発者にとって、このような無料のリソースは大変有効なサポートとなることでしょう。
今回のSWAMPUPカンファレンスは完全デジタル開催で、EMEAおよびAPAC地域に焦点を当て、6月30日と7月1日に実施されました。JFrogは今後もデジタルファースト時代に適応した革新的なソリューションを提供し続けることでしょう。詳しい情報はJFrogの公式サイト(https://jfrog.com)をチェックしてください。
今後のデジタル経済の進化において、JFrogの取り組みは注目されるべきです。私たちの生活やビジネスモデルがどのように変わっていくのか、期待が高まります。
会社情報
- 会社名
-
JFrog Japan株式会社
- 住所
- 東京都千代田区大手町1-9-2Global Business Hub Tokyo
- 電話番号
-
03-4243-1049