株式会社W labの光触媒技術による新型コロナウイルス不活性化
株式会社W lab(以下、W lab)は、光触媒技術を用いた新しい繊維コーティングが新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を不活性化する効果があることを確認しました。この革新的な技術は、サステナブルな社会を実現するための重要なステップとなりそうです。
光触媒技術とは
W labが開発した光触媒技術は、主に酸化チタンと酸化銅を原料としています。この技術の特筆すべき点は、可視光だけでなく、暗所(完全に暗い環境)でも抗ウイルス作用を示すことができます。これは従来の光触媒技術において画期的な進展といえます。
これまで東京工業大学などの研究機関が、酸化チタンを利用した光触媒が新型コロナウイルスに対して不活性化効果を持つことを証明してきました。しかし、この技術が布製品に適用可能であることを実証したのはW labが初めてです。
繊維コーティングによる効果
W labが行った実験では、JIS L 1922:2016という繊維製品の抗ウイルス性試験方法に基づいて、繊維コーティングの効果を測定しました。その結果、日常生活で手に触れる布にも光触媒技術が効果的であることが確認されたのです。この研究結果は、防疫対策の一環として非常に重要な意味を持つでしょう。
さまざまな用途での活用
W labの光触媒技術は既に帝国劇場やマクセル アクアパーク品川、横浜・八景島シーパラダイスなどで広く利用されています。オフィスや店舗、ホテル、さらには玩具など多岐にわたる分野でその効果が期待されています。これからの新しい生活様式を支える技術として、今後も多くの場面で採用されることが予想されます。
サステナブルな未来に向けて
W labは、サステナブルな価値を共創する企業として、今後もこの光触媒技術をさらに実証し、社会に貢献していくことを目指しています。ニューノーマルな時代において、心地よい暮らしを提供するために、引き続き研究と技術開発を重ねていく所存です。
会社概要
- - 会社名: 株式会社W lab
- - 所在地: 東京都渋谷区神宮前5-28-5 W Building
- - 設立日: 2020年7月1日
- - 資本金: 500万円
- - 代表取締役社長: 青木充
- - 事業内容: メディア運営、コンテンツ企画・開発、マネジメント
- - 公式サイト: W lab公式サイト
この新たな光触媒技術が、今後どのように私たちの生活を変えていくのか注目が集まります。