毎年7月の最終金曜日は、「システム管理者感謝の日」として知られています。この日、日本国内でITサービスマネジメントを担うシステム管理者の存在に感謝を捧げ、彼らの役割を再認識する重要な機会です。米国では2000年からこの日が制定され、日本では2006年にBSPグループ(現在のユニリタグループ)が普及活動を開始しました。今回は、その活動の詳細やイベントの様子について掘り下げていきます。
「システム管理者感謝の日」は、システム管理者の労をねぎらう記念日として、IT業界における重要性を強調します。この日は、システム管理者の専門性や日々の努力を広く理解してもらう機会となっており、日本記念日協会にも登録されています。今年の記念日は7月25日(金)です。
この日を盛り上げるべく、7月16日(水)には「第19回システム管理者感謝の日イベント」が開催され、テーマは「ITSM×AI×企業風土改革」でした。約300名が参加したこのイベントでは、システム管理者に感謝するための様々な取り組みが紹介されました。講演やセッションの中で、企業のシステム部門で働く方々の功績を称える「システム管理者の会アワード」も行われました。
今年は5社が表彰され、その中からアステリア株式会社とさくら情報システム株式会社の2社が登壇し、受賞の喜びを語りました。受賞企業では、社員表彰の制度を設けて、コミュニケーションの活性化や社員モチベーションの向上に力を入れています。
ユニリタは、システム管理者感謝の日にともなって、社内イベントを毎年開催しています。ユニリタグループのメンバーには日頃の感謝を込めて、感謝状と「おつカレー」が贈られます。この「おつカレー」とは、この日に汗をかいて働くシステム管理者のために、さりげなく夏の厳しさを乗り切る意味も込められています。社内イベントでは、参加者が和気あいあいとしながら、感謝の気持ちを感じることができる貴重な場となっています。
ユニリタは、データマネジメントやサービスマネジメントにおいて卓越した技術を発揮し、デジタル社会において顧客に価値を提供することを目指しています。企業の成長にはITが不可欠であり、システム管理者の存在はその基盤を支える重要な要素です。
システム管理者の役割を強調する活動を広げることで、IT業界全体の持続可能な発展に寄与することが期待されています。システム管理者感謝の日は、そのような取り組みを再確認するために設けられた重要な日であり、多くの方々に参加してもらうことで、今後さらにその意義が深まることでしょう。
システム管理者の会では、引き続きシステム管理者の重要性を広める活動を続けています。今後もこのような取り組みを通じて、デジタル社会の真の進化を促進し、IT業界全体の活性化に貢献していく所存です。ぜひ、みなさまもこの機会を通じてシステム管理者の役割に注目し、多くの人々にその重要性を伝えていきましょう。