ワークマン女子、山形県初出店の背景
2023年10月24日(木)、株式会社ワークマンが山形県米沢市に初めて「ワークマン女子」店舗をオープンします。この新しい店舗は、当社の男性衣料を整えたファミリー向けの新型店舗であり、全国で3号店に位置付けられています。開店の前日には、メディア向けに内覧会が開催される予定です。
出店計画の詳しい内容
山形県は、すでに多くのワークマン店舗が存在しており、新たに開店する「ワークマン女子」の出店密度が他県と比較して極めて高くなる見込みです。今後、山形県内で5店舗を展開することで、人口20万人あたりに女子店が1店舗を設けることになり、この結果、全国でも有数の出店密度を誇ることとなります。
「ワークマン女子」として、地域の代表的なスーパーマーケットである株式会社ヤマザワとの提携が実現したことで、相乗効果を生み出し、多くの顧客を見込んでいます。店内では、開店時に長いレジ待ちの行列ができるほどの人気を誇りますが、ただ人気に頼るだけではなく、お客様の声を重視した商品展開を進めていく方針です。
顧客のニーズを反映した改良点
これまでの「ワークマン女子」店舗に対しては、顧客から以下のような要望が寄せられています。
1.
男女の衣料品のデザインの統一感がないこと
顧客からは、女性向けの穏やかなデザインが求められる一方で、男性用は多くが派手なデザインであることが、店舗の一体感を損なっています。
2.
男性用衣服の品揃えが少ないこと
現在の比率は女性用が優位で、男性用は顧客から不満の声が上がっています。
3.
日常的に着用できる普段着が不足していること
男性向けのアイテムが多くを占めていますが、普段着となるシンプルでベーシックなデザインが不足しており、購入頻度が低下する原因となっています。
これらの声を踏まえて、「ワークマン女子米沢店」では男女共通の落ち着いたデザインを採用し、日常使いの普段着を拡充した店舗作りを進めています。
新しい取り組み
具体的には、以下の3つの強化策が取られています。
1.
男女衣料品のデザインを揃える
男性衣料品の派手なデザインを減らし、「大人カジュアル」へと変更して統一感を出します。
2.
男女衣料品の比率を均等にする
目標比率は女性35%、男性35%、靴15%、キッズ10%、鞄/帽子5%に設定し、家族で幅広く買い物ができる環境を整えます。
3.
購入頻度の高い製品を重点的に強化する
肌着や流行の「Workman Colors」ブランドを中心に、人気のある商品の取り扱いを増やす方針です。
将来への展望
米沢店のオープンにより、初年度売上は2億3千万円を目指す見込みです。店舗の外観は、従来型の派手な印象から一新され、洗練された落ち着いたデザインへと変化します。女性物の8割は女子店の限定製品として提供する中、男性物も「大人カジュアル」を中心に魅力的な製品を揃え、地域のニーズに応える店舗を目指します。
「ワークマン女子米沢店」の開店は、ワークマンの新たな挑戦の始まりでもあります。地域に密着した形での発展を図りながら、今後のさらなる店舗オープンも計画していく予定です。