舞台『アダルト≒チルドレン』が麻布区で上演決定
2024年9月13日から9月15日まで、麻布区民センター区民ホールで表現集団式日による舞台『アダルト≒チルドレン』が上演されることが発表されました。この作品は、大人になるために免許証が必要な町を舞台にし、作家が人を操る力を持つ世界観を描いています。
公演概要
表現集団式日が主催する本作には、代表の佐白啓をはじめ、樹や木下美音、藤田優香など、多彩なキャストが揃っています。物語は、国選作家のカンコが助手とともに閉ざされた町を訪れるところから始まります。この町では、大人になれない「こどな」たちや、私利私欲で生きる支配者たちが織り成す複雑な人間関係が展開されます。
公演は、9月13日(金)18:30、14日(土)13:00および17:30、15日(日)12:00と16:30の時間帯で行われます。チケットは全席自由4,000円(税込)で、現在カンフェティにて販売中です。詳細は公式ホームページやX(旧Twitter)で確認できます。
物語のテーマ
この作品が扱うテーマは、「大人とは何か?」という問いです。佐白啓は自身のコメントの中で、人生における後悔や、自失がもたらす選択の極化について述べています。過去のトラウマに縛られ、社会からはみ出した人々に光を当て、彼らがどのように共存していくのかが大きな焦点となります。果たして、誰もが救われる物語は存在するのか、観客に深い思索を促す内容となっています。
スタッフの紹介
本公演の脚本は謎伎展が担当し、演出は主宰の佐白啓が行います。また、照明は川村孝、音響は新直人といった実力派スタッフが参加しています。彼らによる巧みな演出が、作品にどのような深みを与えるのかも注目です。
表現集団式日とは
表現集団式日は、2022年に旗揚げした劇団で、初公演『無神論』では400名の集客を達成しました。彼らは「言葉にできなかった置き去りのものに焦点を絞く」ことを理念としており、様々な人々の悩みや問題に対して真正面から向き合う姿勢が印象的です。
佐白啓は、俳優や演出家として好評を得ており、その表現力と視点は多くの観客を惹きつけています。これまで約300人を超える演技ワークショップを行ってきた経験を生かした、彼の演出にもぜひ期待してください。
まとめ
舞台『アダルト≒チルドレン』は、ただのエンターテインメントではなく、観客に問題提起をする深いメッセージを秘めた作品です。2024年9月に向けて、今から心待ちにしているファンも多いことでしょう。詳細な情報は公式サイトをチェックし、チケットをお早めに手に入れましょう。観劇後、あなたも大人という存在について改めて考えるきっかけとなるかもしれません。