ControlExpert社、日本市場に本格参入!保険業界のDXを推進する技術企業の実力とは
ControlExpert社、日本市場に本格参入
ドイツを本拠地とするControlExpert社が、日本市場への本格的な進出を発表しました。この世界的インシュアテック企業は、人工知能(AI)と画像認識技術を駆使して、自動車事故査定を主な業務として展開しています。この取り組みは、すでに17か国で約140社の損害保険会社に支持されており、特にヨーロッパやアジア、アメリカ、南米において広がりを見せてきました。
ControlExpert社は、アリアンツ、チューリッヒ、AIG、AXAなど、多くの著名な保険会社と取引を行っています。これにより、インシュアテックの分野におけるAIのリーダーとして国際的に認知されています。日本は世界で3番目に大きい保険市場であり、今回の参入は多くの期待が寄せられています。
新たに日本法人を設立し、CEOには望月重成氏が就任しました。望月氏は、デロイトトーマツコンサルティングやSAPジャパン、さらにはリーマンブラザーズ証券の米国本社での経験を活かし、保険業界向けのソフトウェア開発に長けた実績を持っています。また、シニアフェローには栗山泰史氏が迎えられ、顧問弁護士には増島雅和氏が就任しました。このようなメンバーを揃えることで、ControlExpert社は日本市場での成功に向けた強固な基盤を築いています。
望月氏は、現在の日本の保険業界でデジタルトランスフォーメーション(DX)が進行中であると指摘し、ControlExpert社の国際的な経験と最先端のテクノロジーを駆使して、日本の保険業界に革新をもたらす意気込みを見せています。「私たちの強みは、AIと画像認識技術だけでなく、専門知識を持った人材もいることです。テクノロジーと人のハイブリッドソリューションを提供することで、保険業務の効率化を目指したい」と述べています。
栗山氏も同様に、ControlExpert社の目的は保険会社とのWin-Winの関係を築き上げることであり、特に自動車保険の損害調査部門に強みを発揮することに期待を寄せています。これにより、日本の保険業界での確固たる地位を確立することができるでしょう。
一方で、増島氏は「単に市場規模や売上を追求するのではなく、実務を再考した上でテクノロジーと人を連携させ、実務の効率化を実現する理念がある」と強調しています。このように、ControlExpert社はしっかりとした理念を持ったグローバル企業として注目されています。
すでに日本で複数の損害保険会社との契約を結んでおり、今後も日本の保険業界に大きな影響を与えることが期待されています。ControlExpertは今後の展開に注目が集まる企業となるでしょう。
会社情報
- 会社名
-
ControlExpert Japan株式会社
- 住所
- 東京都千代田区大手町1‐9‐2大手町フィナンシャルシティグランキューブ
- 電話番号
-
03-4213-4872