次世代システム運用の未来を切り開く
2023年3月3日、一般社団法人次世代システム運用コンソーシアムが
成果発表会を開催しました。このイベントは、次世代システム運用の高度化に向けた技術研究と人材育成の重要性を訴えるものでした。発表会には、システム運用に関わる15チームが参加し、それぞれの研究成果を発表しました。その目的は、高度なシステム運用と社会的価値の創出、さらに運用に従事する人材の地位向上を図ることにあります。
コンソーシアムの願い
次世代システム運用コンソーシアムは、2024年に設立され、IT企業とユーザー企業が共同で活動を行う場として機能しています。現在、37社が参画しており、その中での技術と運用プロセスの革新に取り組んでいます。最近の社会課題、特にIT人材不足や運用の複雑化に対処することを目的としたこの発表会は、システム運用の未来像を描く重要な場として位置付けられています。
研究成果の発表
発表会では、技術研究、運用プロセス変革、組織・人材変革の3つのワーキンググループ(WG)から有益な研究成果が披露されました。
技術研究WG
技術研究WGでは、AIや新技術を駆使してシステム運用を如何に進化させるかがテーマとなり、多数の成果が発表されました。
- - AIを“使う”から“活かす”運用へとし、AIによる運用の高度化を目指す。
- - AIを用いたシステム障害への自律対応モデルの提案。
- - 現場課題に対する新たなアプローチとして、障害予測や予兆検知の技術も進展。
AIが運用担当者にどのように知見を引き出すかに焦点が当てられ、各社の専門家からも共感を得る説明がなされました。
運用プロセス変革WG
持続可能で価値を生む運用プロセスを追求した研究が行われました。具体的には、次のような取り組みが共有されました。
- - サステナブルなシステム運用の実現。
- - 効率化だけでなく、顧客価値を考慮した運用の進化。
- - AIを活用した教育プログラムの開発。
運用のサステナビリティを高めるための具体的な手法とともに、価値創出に寄与する運用モデルの提案が評価されました。
組織・人材変革WG
このWGでは、次世代システム運用にフィットする人材や組織の構成についての研究がなされました。
- - 次世代の運用人材に必要なスキルや役割の見直し。
- - ITの進化に伴う運用管理のキャリアパスに関する調査。
- - 新たな運用モデルを支えるための人材の評価方法の再定義。
結論
次世代システム運用コンソーシアムは、今後も研究成果を外部に向けて発表し、その社会的意義を広めていく予定です。次世代のシステム運用に向けた取り組みはまだ始まったばかりですが、今回の発表会では未来への希望が垣間見えました。特に2026年には、選ばれた成果の公表を予定しており、外部の有識者からのフィードバックを受けることでさらなる進展が期待されます。
このような取り組みを通じて、IT業界全体が一体となり、次世代の技術と組織を生み出す土台が築かれることを望みます。