千葉県中総体ソフトテニス大会が変革するデジタル運営の新時代

2025年7月27日、千葉市で開催された「令和7年度千葉県中学生総合体育大会」において、ソフトテニス競技が新たなデジタル運営システムを導入しました。これは、raquty合同会社が開発した「raquty Pro（ラクティープロ）」であり、約400名の選手たちが参加するこの大会は、紙とデジタルの融合した運営手法を採用した初の試みです。

新しい運営手法の導入

「raquty Pro」の導入により、大会の運営は大きく効率化され、スムーズな進行が実現されました。この新システムにより、選手や観戦者に対してリアルタイムで情報が提供されることになり、従来の紙ベースの運営では得られなかったメリットが享受されました。

とはいえ、すべての運営業務がデジタル化されたわけではなく、今回は紙のスコアシートも併用した「ハイブリッド形式」が採用されています。正確なスコア記録を行うため、審判は依然として紙のスコアシートを用いることで、選手たちのプレイをしっかりサポートしています。こうした段階的な移行が行われたのは、選手や大会運営者にとって精神的な負担を軽減するためです。

進行表ベースでの運営

大会の進行は、事前に用意された進行表を基盤にし、リアルタイムでの状況確認ができます。選手や観戦者は、大会本部に設置された大型モニターやQRコードを読み込むことで、進行状況をスマートフォンから簡単にチェックすることが可能です。

このシステムにより、観戦者は大会のリアルタイム情報を手軽に得られるようになり、本部周辺の混雑も緩和されています。家族などが会場に直接来れなくても、オンラインで結果を確認できるため、コミュニケーションの幅も広がります。

大会運営における新たな挑戦

今回の大会運営の成果は、千葉県小中学校体育連盟ソフトテニス専門部とraxuty合同会社の連携によって実現しました。運営のハイブリッド化により、教員の業務負担が軽減され、選手たちへの指導にかけられる時間が創出されています。これにより、持続可能な部活動の環境にも貢献しているのです。

本大会の試みは、完全ペーパーレスを目指す過程でのモデルケースとなり、他の大会運営にも応用されることが期待されています。今後も、この新しい形の大会運営を提提案し続けていくことを目指し、協力を深めていく意向です。

未来へ向けた展望

未来の大会運営に向けて、raquty合同会社はさらなるシステムの改善を進め、選手や運営関係者の負担を軽減しながら、効率的で質の高い大会の実現を目指しています。千葉県からのスタートを切ったこの新たな試みは、全国の大会運営におけるデジタルトランスフォーメーション（DX）の新たな道筋となることでしょう。

「新しい大会運営のカタチ」を求め続けるraquy合同会社は、テニス界の未来を共に創造するパートナーを募集しています。