こんぼ亭リターンズ2023第3弾『過去のいじめが今でもつらい』
NPO法人地域精神保健福祉機構・コンボが主催する「こんぼ亭リターンズ2023」の第3弾として、特別なオンライン配信が始まりました。配信期間は2023年11月10日から11月30日までの間、このイベントでは、過去のいじめがどのように心に影響を及ぼすのか、専門家の視点から掘り下げていきます。
いじめと心の健康
今回のオンラインイベントでは、いじめがもたらす精神的な影響について、精神科医の増田史(ますだ・ふみ)氏が講師として登場します。増田氏は、滋賀医科大学の助教として精神医学を教え、特にいじめやハラスメントに関する調査に取り組んでいます。彼の講演では、いじめ被害者が抱える心の痛みと、その影響がどのように長期的に続くかについて詳しく解説されます。
近年の研究では、いじめによるトラウマが複雑性PTSDを引き起こすことが明らかになっており、これは記憶の再体験、悪夢、不安感、緊張感などを伴います。また、自身や対人関係に対する否定的な見解を持つことも、いじめの影響の一部です。参加者は、こうした状況に向き合う方法や、どのように自分を癒すことができるか共に考えていきます。
こんぼ亭の目的
「こんぼ亭」は、精神的な健康をテーマにした月例会で、参加者が自由に心の悩みを語り合う場を提供しています。今月のテーマでもある「過去のいじめが今でもつらい」という課題は、多くの人々にとって身近で重要な問題です。このようなテーマを扱うことで、参加者が自らの経験を語り、理解し合うことが促されます。精神疾患に対する偏見をなくし、心の健康について学ぶ機会を提供することが、こんぼ亭の大切な目的です。
参加方法と費用
配信は、オンラインで視聴できる形となっており、期間中は何度でも観覧が可能です。参加費は、コンボ賛助会員が1,000円、一般参加者が1,500円です。また、書籍付きのチケットも用意されているため、参加者は更なる知識を得るための良い機会です。
お申し込みは、公式サイトや特設ページから行えます。参加者は心の痛みに寄り添った、新たな知見とサポートを得ることができるでしょう。
主催者であるNPO法人コンボは、精神的・社会的な問題に対する理解を深め、地域社会への貢献を目指して日々活動しています。いじめの問題は、子どもだけでなく大人にも影響を及ぼす重要な問題です。このようなイベントを通じて、心の健康を守る力を身につける手助けをしたいと考えています。
お問い合わせ情報
このイベントは、いまもなお心に傷を持つ方々にとって、回復の一助となることを願っています。心の健康を重視した新たな視点を、ぜひこの機会に学んでみてください。