持続可能な海藻産業を共創する「SEA VEGETABLE Co Creation Project」のご紹介
合同会社シーベジタブルが、新たに「SEA VEGETABLE Co Creation Project」を開始しました。このプロジェクトは、海の生態系を再生し、持続可能な海藻食文化を創造することを目指しています。
プロジェクトの背景
海藻産業は、現在、深刻な課題に直面しています。まず、天然藻場が減少し、磯焼けという問題が深刻化しています。一方で、養殖藻場が生物量の増加に寄与し、海洋生態系を救う可能性があることが分かっています。このような背景から、シーベジタブルは持続可能な海藻産業の構築を進めることを決意しました。
新たな食文化の形成
2025年2月には、EU欧州委員会による水産物消費動向調査に海藻や藻類が取り上げられました。これにより、食文化の新たな展開が期待されています。日本は、海藻に関する歴史と多様性を有する国であり、海藻の新たな加工や利用方法の開発が急務です。
海藻の多様な利用用途
世界銀行の最新報告書では、海藻の利用用途が食品以外にも広がる可能性が示唆されています。農業資材や動物飼料、栄養補助食品、さらにはバイオプラスチックなど、さまざまなジャンルで海藻の価値を創出していくための協働が求められています。今後、新素材や新原料としての可能性を多様化しながら共同開発を進めていきます。
海藻市場の成長性
世界の海藻生産量は、過去20年で約3倍に増加しています。2030年には最大118億ドル(約1.7兆円)の市場規模が予想されており、日本はその中心として機能することが期待されています。さらに、国際的な連携を深めることで、健全な海藻産業を育むことを目指しています。
プロジェクトの概要
「SEA VEGETABLE Co Creation Project」は、海の生態系を回復するための活動を共に実施することを目指しています。参加企業や団体とのネットワークを強化し、共創の場を提供します。初年度は、シーベジタブルの海藻栽培拠点を見学し、海藻に関する基礎知識と社会実装に向けた応用知識を学びます。また、業種を超えたコレクティブワークショップも開催し、より多様なアプローチでの知識交換を促進します。
応募情報
プロジェクトへの参加募集は、2025年3月21日から4月25日まで行われます。初回の合宿参加費は10万円(税込)で、参加人数はオフラインで2名、オンラインでは6名です。共感する企業を募集中です。
最後に
このプロジェクトは、ただのビジネスではなく、私たちが直面している海洋環境の課題を解決するための重要な一歩です。未来を見据えた持続可能な海藻産業を共に作り上げる仲間を心から歓迎します。
詳細は「SEA VEGETABLE Co Creation Project」ウェブサイトをご確認ください。お問い合わせは、
[email protected]までどうぞ。