カチタスがついに6万戸の中古住宅販売を達成、その背景にある空き家問題への取り組みとは

中古住宅販売業界のリーダー、カチタスの成長

株式会社カチタスは、1998年に中古住宅の再販事業を開始し、これまでに多くの実績を築いてきました。2021年4月には、販売戸数が累計で6万戸に達するという快挙を成し遂げました。この記録は、単なる数字ではなく、深刻化する日本全国の空き家問題への取り組みの成果でもあります。

空き家問題への挑戦

日本の住宅市場は変化を続けています。特に空き家の増加は、地方の高齢化や経済の活力低下といった社会課題に結びついています。カチタスは、そうした状況に立ち向かうべく、地域の空き家を買い取りリフォームし、新たな価値を生み出しています。

1998年から2021年までの約23年の間に、カチタスは様々な課題を乗り越え、成長を果たしてきました。特に、2020年度には4525戸を販売し、単年度として過去最高の実績を上げました。これにより、空き家問題の解決の道筋をつけることができたのです。

独特なマーケティング戦略

カチタスの特色は、他の買取再販業者と異なる点にあります。一般的には都市部のマンション販売が中心ですが、カチタスの場合、昨年度の4525戸のうち約9割は一戸建ての販売でした。また、三大都市圏を超えたエリアでの販売が8割を占めており、地域密着型の事業展開が行われています。

この戦略により、地方の経済活性化に寄与しています。人口の都市集中が進む中で、カチタスの取り組みは地方の再生に向けた大きな力となっており、今後も地域のニーズに応えたリフォームや販売を行っていく方針です。