パナソニックの環境戦略
2025-03-27 13:25:07

パナソニックの太陽光発電システム導入でCO2排出ゼロを目指す新たな一歩

パナソニックの太陽光発電システム導入で進化する環境戦略



パナソニック インダストリー株式会社は、2030年までに自身の工場でのCO2排出量を実質ゼロにすることを目指す「パナソニック インダストリー環境ビジョン」の一環として、2024年度において新たな太陽光発電システムを導入しました。これは、パナソニックグループ全体の環境目標達成へ向けた重要な一歩といえます。

新たに導入された太陽光発電システム



2024年度には、パナソニックのグローバルに展開される13の製造拠点において、約15 GWhの太陽光発電システムが新たに稼働を開始します。これにより、年間約7,781トンのCO2排出量が削減され、これは約55万5千本の杉の木が吸収する二酸化炭素量に匹敵すると報告されています。

オンサイトPPA事業の活用



特に注目すべきは、自己所有の発電所で得られた電力を直接利用する「オンサイトPPA(Power Purchase Agreement)」という事業形態を活用している点です。この取り組みは、新たに設置された太陽光発電施設が生み出す再生可能エネルギーを企業が直接購入する仕組みであり、エネルギーコストの削減にも寄与します。

環境ビジョンに基づく具体的な行動



パナソニック インダストリーでは、環境保護に向けた取り組みを積極的に進めています。その中には、再生可能エネルギーを駆使した事業展開や、製品を通じた脱炭素化、サーキュラーエコノミーへの貢献が含まれます。国内では、佐賀、山口、熊本、四日市、但馬、金津、津山、宇治の8拠点で新たな太陽光発電システムを導入し、海外でもタイ、ベトナム、インドネシア、中国、スロバキアの拠点において同様の取り組みが進められています。

先進的な取り組みとしての佐賀拠点



特に佐賀拠点では、国内最大規模の太陽光発電システムが設置されており、年間約3,600 MWhの電力を生み出しています。これにより、さらなる環境負荷の低減が期待されています。

サステナブルな未来への展望



パナソニックグループは、「より良いくらし」と「持続可能な地球環境」の両立を目指し、長期環境ビジョンを掲げています。その目標には、2030年までに自社のCO2排出量を実質ゼロとし、2050年には全世界での排出量削減に寄与することが含まれています。

現在の取り組みと今後の目標



これらの取り組みを通じて、パナソニックは2030年度の環境目標達成に向けて、引き続き社会全体の脱炭素化及びサーキュラーエコノミーの実現に貢献していく意向を示しています。太陽光発電の導入は、これまでの成果を基盤に、さらなる環境技術の革新へとつながることでしょう。

これからもパナソニックの先進的な環境戦略に期待が寄せられます。

参考リンク




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会社情報

会社名
パナソニックグループ
住所
大阪府門真市大字門真1006番地
電話番号
06-6908-1121

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