ウポポイでハンガリーのバンドZOORDが特別公演を開催します！

ウポポイでの特別な音楽体験

2025年1月15日、水曜日の午後1時から1時間、北海道白老町にあるウポポイで特別な音楽イベントが開催されます。早くも話題となっているこのイベントは、ハンガリーのスリーピースバンド「ZOORD（ゾールド）」による公演です。この公演はウポポイでは初めて行われるもので、文化交流の場としての意味合いも持ち合わせています。ウポポイは「民族共生象徴空間」として、様々な民族の文化が調和する場となっています。

開催の背景

ハンガリーの口琴文化は、アイヌ民族の伝統楽器であるムックリに共通するものがあります。そのため、ウポポイでは口琴という楽器を通じて文化を共有することを目指しています。今回の公演は、「UPOPOY MUSIC FESTIVAL2025」の第1弾として位置づけられ、引き続き国内外から様々な口琴奏者を招く予定です。

公演の詳細

特別公演は無料ですが、ウポポイへの入場料が必要です。関心のある方は早めに座席指定整理券をお求めください。定員は303名で、整理券は当日の午前9時から配布されます。公演では、ハンガリーの著名な口琴奏者シラージ・アーロンさんが演奏を行います。アーロンさんは国際口琴協会の書記長も務めており、口琴の魅力を深く理解している演奏家です。公演には、アーロンさんだけでなく、ドラバントベーランさん（ヴァイオリンとヴォーカル）やアルマーシクリスティアーンさん（太鼓）も出演します。

進行と解説

公演の進行と解説は、日本口琴協会の直川礼緒氏が担当します。彼は関心のある方々に対して、初めて口琴を聴く方にも分かりやすい説明を行いながら、公演を盛り上げます。日本口琴協会との協力により、口琴という楽器の楽しさと文化的な背景を体験することができる貴重な機会です。

ZOORDについて

ZOORDは、2014年にシラージ・アーロンを中心に結成されたバンドです。特に注目されるのは、彼らの音楽が持つユニークな特徴です。煽情的なヴァイオリンの旋律や重厚な太鼓のビート、そしてアーロンの口琴による神秘的な音色が組み合わさり、聴く者を魅了します。バンド名の「ZOORD」とは、ハンガリー語で「冷厳」や「北方」を意味し、ハンガリーの口琴文化を復興させるという彼らの強い志を反映しています。また、これまでに多くの国際音楽フェスティバルに出演しており、特に日本やカザフスタンでもツアーを行っています。

ウポポイについて

ウポポイは、アイヌ文化の復興と創造を目指して2020年にオープンしました。アイヌ文化を五感で楽しむことができる体験型フィールドミュージアムとして、幅広いプログラムが提供されています。自然に囲まれた環境の中で、アイヌ民族の歴史や文化について学び、触れ合うことが可能です。この特別公演は、ウポポイの理念を体現する素晴らしい機会となるでしょう。

ぜひ、この貴重なイベントに足を運び、ハンガリーの音楽とアイヌ文化の融合を体感してみてください。