SmartHRスマホアプリが100万インストール突破
株式会社SmartHR(東京都港区)が運営するクラウド人事労務ソフト「SmartHR」のスマートフォン向けアプリが、リリースから約1年半で100万インストールを達成しました。このアプリは、特にノンデスクワーカーが多い企業に向けて設計されており、入社シーズンや年末調整のタイミングで多く利用されてきました。
スマートフォンアプリの利便性
このアプリを使うことで、従業員は自身のアカウントにログインし、「SmartHR」の各種機能を手軽に利用できます。業務において必要な手続きや情報の入力がスマートフォン上で可能なため、オフィス外で働く従業員でもスムーズに業務を遂行することができます。特に重要な情報はプッシュ通知で受け取れ、迅速な対応が求められる場面でも大いに役立つでしょう。
また、生体認証やパスコード認証の導入により、データの漏洩リスクを軽減する機能も備えています。これにより、セキュリティを保ちながら利便性を実現しています。
導入企業からの高評価
SmartHRは、導入企業からの利用実態調査でも良好な結果が報告されています。6割以上の企業が従業員のアプリ利用が業務に良い影響を与えていると答え、78.5%の企業がアプリの周知・促進を行っています。特に、入社や年末調整の時期には利用が促進される傾向があります。これにより、従業員と管理部門の連絡がスムーズになり、業務の効率化が進んでいます。
効率化事例
具体的な活用事例として、株式会社すかいらーくホールディングスはアプリを通じて店舗業務の生産性を向上させており、穂高株式会社では約4,000名の従業員がアプリを導入し、年末調整や給与明細のデジタル化を進行中です。こうした企業は、アプリを利用することで業務がより効率的に進められる環境を整えているのです。
労務からタレントマネジメントへ
このアプリは、労務効率化に留まらず、タレントマネジメントの領域にも対応しています。アプリユーザーは、配布された書類の閲覧率が向上し、閲覧までの時間も短縮されています。また、社内アンケートの回答率も大幅に上昇しており、コミュニケーションの向上が実証されています。2025年3月に導入された「メッセージ機能」を活用することで、従業員への情報伝達環境がさらに強化され、ノンデスクワーカーでもスムーズなやり取りが可能になりました。
アクセシビリティ向上の取り組み
近年、多様化する働き方に対応するため、SmartHRは製品のアクセシビリティ向上にも取り組んでいます。視覚に障害のある方や外国人従業員への配慮がなされており、全ての人が使いやすい製品を目指しています。この取り組みは、誰もがその人らしく働ける社会の実現を目指す企業の使命にも通じています。
今後もSmartHRは、製品の改善と機能拡充を進め、働く環境をより良いものにしていくことでしょう。
結論
SmartHRのスマートフォン向けアプリは、業務効率化や便利な機能により、多くの企業から支持を得ています。100万インストールを達成したこのアプリは、引き続き企業の労務管理を革新し、多様な働き方に柔軟に対応できるツールとして成長し続けるでしょう。