タクシーアプリ「DiDi」が日の丸自動車グループと提携
2024年12月9日、タクシー配車アプリ「DiDi(ディディ)」が東京都内で日の丸自動車グループとの提携を発表しました。この提携により、ディディは約1,400台のタクシーを運用する日の丸自動車グループの保有車両を活用し、サービスを拡大します。これにより、東京23区や武蔵野市、三鷹市でのサービス提供が可能になり、多くの利用者に便利で快適な移動手段が提供されることになります。
DiDiモビリティジャパン株式会社の社長である和久山大輔氏は、東京エリアにおけるインバウンド観光客の利用増加を背景に、タクシーの供給を増やす必要性を強調しました。彼は、「日の丸自動車グループという革新的な企業と提携できたことを嬉しく思っている。これにより、より多くの利用者に高品質なサービスを提供し続けることができる」と述べています。
日の丸交通株式会社の社長である富田和孝氏も、ディディとの提携に対して喜びを表明しました。彼は、「当グループの車両を利用することで、効率的なマッチングが実現し、迅速にお客様にタクシーを提供できるようになる」とし、特に海外からの観光客に対して安全な移動サービスを提供する意欲を示しました。
DiDiとは
ディディは、利用者が目的地と乗車地点を入力することで、平均5分でタクシーを配車するアプリです。2024年11月時点で累計900万ダウンロードを達成し、全国16の都道府県でサービスを展開しています。このアプリの特徴は、乗車地点と目的地をアプリに入力することで、ドライバーに道順を説明する必要がない点です。また、キャッシュレス決済が可能で、現金のやりとりが不要です。
今後もディディは、利用者のさまざまな不満や不安を解消するために、より安心してタクシーを利用できる環境を整えていく考えです。タクシー業界の発展に寄与するため、日の丸自動車グループとともに、質の高いサービスの提供に努めていくことを約束しています。
まとめ
「DiDi」と日の丸自動車グループの提携は、東京エリアにおけるタクシーサービスの質を一層向上させる重要なステップです。サービスが拡充することで、特に観光客を含む利用者にとって、快適で安全な移動手段が確保されることが期待されます。新たなタクシー配車システムにより、より多くの人々がディディを利用することになるでしょう。