あおぞら企業投資、DBJが共同で設立した大型ベンチャーデットファンド
2025年2月28日、あおぞら企業投資株式会社は、日本政策投資銀行グループのDBJ地域投資株式会社と共同で、大型ベンチャーデットファンド「HYBRID ANNEX1号投資事業有限責任組合」を設立した。このファンドは、総額50億円の規模であり、急速に成長しているミドルからレイターステージのスタートアップ企業の資金ニーズに応えることを目的としている。
ミドル~レイターステージのスタートアップを対象に
ファンドの設立背景には、日本国内において資金供給が特に不足しているミドル~レイターステージのスタートアップに対して、大型資金需要(案件金額は10億円以上を想定)に応える必要があるという問題意識がある。これにより、あおぞら銀行グループと日本政策投資銀行グループが共同出資を行うことで、成長している企業を支援しようという試みである。
HYBRIDファンドシリーズの実績
あおぞら企業投資は、これまで「HYBRIDファンド」シリーズを通じて、日本国内の成長が期待されるスタートアップに対して、ベンチャーデットを利用した投融資支援を行ってきた。これにより、資金調達が難しい成長ステージにある企業に対し、キャッシュアウトが先行する段階での支援を行い、経営陣の希薄化を防ぐ取り組みを推進してきた。
ファンドの拡大計画
今回設立されたファンドは、初期の規模が50億円であるが、事業の進捗に応じて100億円への増額も視野に入れている。これにより、さらなる資金供給を実現し、多くのスタートアップに対する支援を強化する方針である。
あおぞら企業投資の今後の展望
あおぞら企業投資は、今後もスタートアップの多様な資金ニーズに応えられるよう、体制を整えていく意思を示している。投資の形態も変わりつつある中で、ベンチャーデットとエクイティの両方を活用した柔軟な投資手法を取り入れることで、様々な成長ステージの企業を支えていくことが期待されている。
まとめ
あおぞら企業投資とDBJ地域投資の共同設立による大型ベンチャーデットファンド「HYBRID ANNEX1号」が、国内のスタートアップシーンにおける資金供給の充実に寄与することは間違いない。今後の展開に注目が集まる中で、多くの企業がこの新たな資金源を活用し、さらなる成長を遂げることを期待したい。また、あおぞら企業投資の取り組みが、他の企業にも良い影響を与えることが期待されている。
【あおぞら企業投資株式会社】
所在地:東京都千代田区麹町六丁目1番1号
事業内容:ベンチャーデット、エクイティを中心としたスタートアップ向け投融資事業
代表者:代表取締役社長CEO 久保彰史
URL:
あおぞら企業投資
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