株式会社estieは、商業用不動産データ分析のリーダーとして、2025年度不動産サステナビリティセミナーにて、株式会社価値総合研究所との共同分析結果を発表しました。このセミナーでは、『オフィスニーズの潮流と賃料のグリーンプレミアムについて』のテーマで、環境不動産認証が賃料やリーシング期間に与える影響を詳細に検証しました。
特に、テナント企業の環境意識やウェルビーイングへの配慮が高まっている現状を背景に、東京23区のデータを基に分析が行われました。その結果、環境認証を取得したビルは、賃料が約7.2%上昇し、リーシング期間は約25.4%短縮される傾向が確認されました。これは、環境への配慮や快適な働き環境がテナントの選択において重要な要素となっていることを示唆しています。
さらに最近の調査によると、大企業を中心に約8割以上のテナント企業が環境配慮を重要視しており、その結果、賃料の受容度も高まっていることが分かりました。また、約4割の企業が人材獲得に向けた取り組みを行っており、オフィス環境の整備が求められています。このような傾向から、従業員のウェルビーイングや快適性を考慮した仕組みが求められているのです。
セミナーでは、環境認証がどのように賃料やリーシングに影響を与えているかが強調され、特にオフィスニーズの変化における環境配慮の重要性について深く掘り下げられました。具体的には、DBJ Green Building認証によるマルチファクター分析が行われ、ウェルビーイングやレジリエンスが賃料にどのように寄与しているかが見えてきました。
このように、環境性能に加えて、快適な職場環境や多様性への配慮がテナントの意思決定に影響を及ぼすことが明らかになりました。近年、オフィスは単なる作業空間ではなく、企業文化や人材確保の要素にもなりつつあります。
estieでは、今後もこのような分析を通じて不動産市場における変化を捉え、テナントのニーズに応じたデータ分析を進める方針です。詳細な分析結果については、セミナーの公式サイトもご参照ください。
今後の不動産業界にとって、持続可能な開発と人的資本の投資がますます重要になる中、estieの研究は新たな価値の提供を追求し続けていくでしょう。