セイコーエプソン、フィリピンとマレーシアでRBAプラチナ認証を取得
セイコーエプソン株式会社(以下、エプソン)は、フィリピンにあるEpson Precision (Philippines), Inc.(EPPI)と、マレーシアのEpson Precision Malaysia Sdn. Bhd.(EPMY)が、Responsible Business Alliance(RBA)のValidated Assessment Program(VAP)の監査を受け、見事にプラチナ認証を取得したことを発表しました。この評価は、グローバルサプライチェーンにおける企業の社会的責任(CSR)の向上に寄与するものです。
RBAとVAP監査の意義
RBAは企業の倫理的な行動を促進するための国際的な団体であり、その実施するVAP監査では、労働、健康・安全、環境、倫理といった重要な項目が評価されます。この監査は、RBAによって認定された独立した第三者機関によって行われ、企業がRBAの行動規範をどれだけ遵守しているかを厳しくチェックします。
今回、EPPIとEPMYは、全ての指摘事項を解決し、最優秀のスコアである200点を獲得し、プラチナ認証を得ました。この成果は、エプソンの持続可能な企業活動の重要性を示すものと言えるでしょう。
エプソンのCSRへの取り組み
エプソンは、2019年4月にRBAに加盟して以来、責任ある事業運営を進めるために、VAP監査の受審を自主的に行っています。さまざまな地域にある生産拠点でのエプソンの努力は、フィリピン、マレーシアだけでなく、インドネシア、タイ、中国にも及び、これらの拠点でもプラチナ認定を取得しています。
「私たちは、持続可能でこころ豊かな社会の実現を目指しています」と、エプソンの執行役員である武井昭文氏は述べています。VAP監査を通じ、人権や環境問題に配慮した製品が製造されていることを確認し続ける姿勢が、さらなる信頼を築く礎となるでしょう。
企業情報
EPPI(Epson Precision (Philippines), Inc.)
- - 設立: 1994年12月
- - 所在地: フィリピン リパ
- - 従業員数: 18,328人(2024年3月31日現在)
- - 事業内容: プリンター、液晶プロジェクターの製造
EPMY(Epson Precision Malaysia Sdn. Bhd.)
- - 設立: 1974年12月
- - 所在地: マレーシア クアラルンプール
- - 従業員数: 1,639人(2024年3月31日現在)
- - 事業内容: 水晶デバイスの製造
今回のプラチナ認証取得は、エプソンのCSRに対する真摯な取り組みを示しており、今後も持続可能な社会構築に向けた意欲が期待されます。