ドバイのAI EXPOから見る世界のビジネス潮流と未来への展望
2024年12月13日、私たちはドバイで開かれた「Global AI Show」に参加する貴重な機会を得ました。この大規模な展示会には、AI技術を基にした革新的なソリューションを展開する企業が一堂に会しました。驚くべきことに、日本からの参加者は弊社のみに留まり、非常にユニークな体験を味わうことができました。アジアと欧米を結ぶ拠点であるドバイでの展示会は、グローバルなAIビジネスの潮流を直接体感する最高の場となりました。
世界のAIビジネスの今
本展示会での最大の驚きは、日本のAI関連展示会とは全く異なる出展傾向でした。国内では企業向け研修サービスやChatGPTを用いた業務効率化ツールが主流ですが、ドバイでは以下のような特筆すべき点が見受けられました。
- - 専門的なインフラストラクチャーに特化した展示: AIのインフラやデータ処理に重きを置いた企業の出展が目立ちました。これにより、グローバル市場では技術適用の深さが際立つことが示されています。
- - 多言語対応システムの充実: 国際市場を意識した多言語対応のソリューションが多く提案され、グローバル展開のニーズを反映していました。
これらの展示から、日本のAI市場がより一般的なソリューションに集中しているのに対し、国際的には専門性が求められていることが浮き彫りになりました。
消費者向けAIサービスの新たな流れ
一次情報の収集を目指す中で、一般消費者向け(B2C)サービスにおいても新たな潮流が見られました。具体的に以下の点が目立ちました:
- - SNSを活用した問い合わせ管理システム: 多くの企業がAIを用いたSNS対応のシステムを展示し、実務でのAI活用の事例が増加しています。
- - 統合的なカスタマーサポートソリューション: 顧客対応の効率化を図るための提案が目立ち、今後の市場展望を示唆しています。
このようなサービスの新たな傾向は、世界の一次情報収集に向けた姿勢を感じさせるものでした。
今後の展望とその意義
ドバイAI EXPOへの参加を通じて、私たちは重要な知見を獲得しました。これを今後の事業展開に生かすため、いくつかの施策を検討しています。
- - AIイベントへの定期的な参加: 欧米・中東・アジアの主要展示会に定期的に参加し、現地企業との対話を進めることは、理解を深める絶好の機会です。
- - 地域特有のニーズ調査: 現地のAI技術や課題を深く掘り下げることに継続的に努めていきます。
こうした活動を通じて、私たちはグローバルなAIビジネスのエコシステムに積極的に参入し、パートナーシップの構築を目指しています。特にクラウドファンディングやスタートアップコミュニティへの積極的な参加は、新たなチャンスを切り開くものと信じています。
私たちは、世界中のAI企業との直接的な関係を築いていくと共に、収集した情報を通じて、日本のビジネスパーソンに向けて価値ある知見を発信し続けます。これにより、日本のAI産業全体の発展へと寄与していく所存です。
情報発信のプラットフォーム
私たちの収集した情報は、YouTubeチャンネル「チャエン【AI研究所】〜仕事で使える最新のAI情報を発信〜」を通じて広く共有していく予定です。特に、世界のAIビジネストレンドの分析や最新技術の実務応用事例などを中心に、視聴者のニーズに応える情報提供を進めてまいります。
私たちの活動は、国際競争力の向上に貢献するだけでなく、グローバルなAIビジネスの環境にも影響を与える力を持つと信じています。今後とも、世界各地での活動を通じて、現地ならではの貴重な知見を得ていきたいと考えています。これが、今後のAIビジネスを成長させる重要な一歩となるでしょう。