ITOCHU SDGs STUDIO DOMEの新たな試み
東京都港区のITOCHU SDGs STUDIO DOMEが、9回目の展示企画としてアーティスト八重樫道代さんとのコラボレーションによるインスタレーション『おりがみ~彩の環(いろどりのわ)~』を展開しています。このプロジェクトは、持続可能な開発目標(SDGs)をテーマに、アートを通じて多様性、共生、そして新たな価値観の形成を促すものです。
目指すもの
今回の展示は、異なる障害を持つ作家たちに光を当てることを目的とし、正当なロイヤリティを支払うビジネスモデルを持つクリエイティブカンパニー・ヘラルボニーとの協力によって実現しました。ヘラルボニーは「異彩を、放て。」をミッションに、障害ある作家のアートを広め、その価値を認識してもらうための活動を展開しています。
インスタレーションの内容
八重樫道代さんの描く『おりがみ』は、様々な色が重なり合い、ひとつの美しい円を形作ります。この作品は多様な価値観の共存の象徴となり、異なる人々が繋がり合う社会を視覚的に表現しています。作品の鮮やかな色彩は、視覚的な美しさだけでなく、持続可能な未来へ向けたメッセージも内包しています。
参加型アートの意義
アートは共感を生み出す力を持っており、異なる価値観を持つ人々が交わる場を提供します。DITOCHU SDGs STUDIO DOMEでは、アート作品を通じて観覧者が自身の感受性を豊かにし、加えてSDGsについての理解を深めることができるのです。
アーティスト:八重樫道代
八重樫さんは、19歳で「自分の絵」を描き始め、その後、健康問題で一時的に制作が途絶えました。しかし、数年を経て再び描画に戻り、色彩豊かで躍動感ある作品を生み出しています。彼女の作品は、人生の変化を経た後も、常に新たな表現を追求する姿勢が表れています。
ITOCHU SDGs STUDIOとは
ITOCHU SDGs STUDIOは、伊藤忠商事が運営する施設で、SDGsを多角的に展開し、「人と商いと地球」を繋げるカルチャープラットフォームです。この場所では、展示コンテンツの他、子供向けの展望やカフェスペースもあり、SDGsに関連する活動を促進しています。様々な団体が進行する活動に対しても支援を行っています。
会場情報
展示は2025年2月28日より、東京都港区のITOCHU SDGs STUDIO DOMEで開催されます。来場者は、アートを通じて持続可能な未来について考える機会を持つことができます。展示の詳細は、
こちらからチェック。ただし、作品の状態によって展示が中止となる場合もあるため、事前の確認をおすすめします。
このようなアートインスタレーションは、SDGsの理解を深め、社会的な意義を考える大きな機会です。ぜひ足を運んで、アートが持つ力を体感してみてください。