熊本団体、能登半島支援
2024-02-25 19:05:00
熊本発ボランティア団体、能登半島地震被災地を支援!地元企業との連携で炊き出しを実施
熊本発ボランティア団体が能登半島地震被災地を支援!
2024年1月、能登半島を襲った大地震。その被災地では、今もなお多くの住民が困難な生活を強いられています。そんな中、熊本県玉名市に拠点を置くNPO法人「れんげ国際ボランティア会」が、被災地支援に乗り出しました。
40年の歴史を持つ老舗ボランティア団体
れんげ国際ボランティア会は、1980年の設立以来、阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震など、数々の国内災害で被災地支援活動を行ってきた実績を持つ団体です。国内にとどまらず、カンボジアやスリランカなど海外での活動にも積極的に取り組んでおり、その活動範囲の広さ、そして40年以上にわたる経験は、まさに老舗中の老舗と言えるでしょう。
近年では、ウクライナからの避難民の受け入れ支援にも携わっており、その活動は多岐に渡ります。
現地ニーズに合わせたきめ細やかな支援
同会は、地震発生直後から現地ボランティア団体と連携し、避難所の状況や被災者のニーズを綿密に把握することに努めました。過去の災害支援経験から、被災地のニーズは地理的要因、季節、被災者の年齢層など様々な要素によって変化することを熟知しているためです。
「善意の押し付け」にならないよう、入念な調査に基づいた支援を心がけており、例えば、上水道や下水道の状況なども考慮した上で、食事提供のための水、調理器具の洗浄、排水方法までを計画的に行っています。
地元企業との連携による支援体制
今回の支援活動では、熊本県内の企業が食材を提供するなど、地域を挙げての取り組みとなっています。五木食品、グリーンコープ共同体、鷹本農産、水本オレンジガーデン、なんかんイキイキ村といった地元企業からの食材提供により、被災者の方々へ、栄養バランスに配慮した食事を提供することが可能となりました。
特に、グリーンコープ共同体は、10日間にわたる炊き出しのための食材を、独自の配送ルートを構築して被災地まで届けるなど、そのサポート体制は素晴らしかったです。
高齢者への配慮と栄養価の高いメニュー
避難所には高齢者が多く滞在していることから、管理栄養士の助言を得て、少量で食べやすく、消化の良いメニューが提供されました。熊本の特産品であるイチゴ、みかん、ミニトマトなどのビタミン源や、海苔などのミネラル源も取り入れ、栄養価の高い食事が提供されています。
今後の活動と連携への呼びかけ
れんげ国際ボランティア会は、今後とも被災地支援を継続していくとともに、同様の支援活動を行う団体へのアドバイスや、企業による支援のサポートも行っていくとしています。
今回の活動は、単なる災害支援にとどまらず、地域社会全体が一体となって被災地を支える、素晴らしい連携の好例と言えるでしょう。れんげ国際ボランティア会の今後の活動にも注目です。
会社情報
- 会社名
-
特定非営利活動法人れんげ国際ボランティア会
- 住所
- 玉名市築地2288
- 電話番号
-
0968-73-4851