次世代高速通信サービス実態調査
2012-06-19 11:00:02

日本の夏祭り会場における次世代高速通信サービスの実態調査:速度、エリアカバー率、料金を徹底比較

日本の夏祭り会場における次世代高速通信サービスの実態調査:速度、エリアカバー率、料金を徹底比較



2012年夏、日本の夏祭りを彩る花火大会やイベント会場において、次世代高速通信サービスの実態調査が行われました。本調査では、Softbank 4G、UQ WiMAX、ドコモXi、イー・モバイルLTEの4つのサービスを対象に、速度、エリアカバー率、料金体系を比較検証しました。

調査結果サマリー



速度:

Softbank 4G: 最高速度は愛知県名古屋市で開催された「にっぽんど真ん中まつり」会場周辺で計測された25.13Mbpsを記録。しかし、3G回線に接続されるケースも多く、エリアカバーの課題が浮き彫りになりました。
UQ WiMAX: 29カ所中18カ所で最速を記録し、最も多くの場所で高速通信を実現しました。安定した通信速度を維持し、繁華街から離れた場所でも速度低下が少なかった点が特徴です。
ドコモXi: 安定した通信速度を誇りましたが、下り数Mbpsでの接続が中心で、最高速度はSoftbank 4GやUQ WiMAXに及ばず。
イー・モバイルLTE: 通信速度にばらつきがあり、場所によってはXiよりも速度が劣るケースも確認されました。ただし、サービスエリアはドコモXiを上回る広さを示しました。

エリアカバー:

UQ WiMAXは全国的に広いエリアをカバーしていましたが、Softbank 4G、ドコモXi、イー・モバイルLTEは、首都圏など一部地域では高速通信が可能でも、地方では3G回線接続や圏外となるケースが多く、エリアカバー率の向上に課題が残りました。

料金:

月額料金はUQ WiMAXとイー・モバイルLTEが最も安価でした。ただし、他のサービスは日単位・月単位の利用制限や速度制限が設定されているケースがあり、利用状況によっては料金が変動する可能性があります。

調査方法



調査期間は2012年6月1日から11日。全国29カ所の夏祭り会場周辺で、平日9時から23時の間に各キャリアのルーターを用いて3回ずつ通信速度を計測し、下りの最高速度を記録しました。

計測には、NTTドコモ(L-09C)、UQ WiMAX(AtermWM3600R)、ソフトバンクモバイル(SoftBank 101SI)、イー・モバイル(GL01P)のルーターとPanasonic CF-J9のPCを使用。速度測定ツールにはRBB TODAYスピード測定を利用しました。

使用機器



調査では、各キャリアのWi-Fiルーターに加え、安定した通信を確保するため、高性能なPCを使用しました。L-09Cのボタン操作のレスポンスの良さ、GL01Pの大容量バッテリー、AtermWM3600Rの高速起動と長時間の稼働時間などが評価されました。AtermWM3600Rは、モバイルルータの満足度No.1を受賞したAtermWM3500Rの後継機です。

まとめ



本調査の結果、UQ WiMAXは安定した高速通信と広いエリアカバーで優位性を示しました。一方で、Softbank 4G、ドコモXi、イー・モバイルLTEは最高速度は魅力的ですが、エリアカバーの拡大が今後の課題と言えるでしょう。利用者は、それぞれのサービスの特徴を理解し、自身の利用状況に最適なサービスを選択することが重要です。

調査対象地域



東京、神奈川、愛知、北海道、青森、秋田、山形、新潟、岐阜、静岡、大阪、兵庫、広島、福岡など全国19都府県23都市の夏祭り会場周辺。詳細な計測場所は本文中に記載しています。

会社情報

会社名
株式会社イード
住所
東京都中野区本町1-32-2ハーモニータワー17F
電話番号

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