徳之島コーヒーの魅力を伝える初の販売イベント
2024年9月29日、鹿児島県伊仙町において、徳之島コーヒー生産者会が待望の販売イベントを開催しました。このイベントは、2017年からスタートした「徳之島コーヒー生産支援プロジェクト」の一環として、初めて商品化された徳之島コーヒーをお披露目する場となりました。
このプロジェクトは、台風被害や土壌の問題を克服するため、伊仙町役場、徳之島コーヒー生産者会、丸紅株式会社、そして味の素AGFの4者が協力して始めたものです。伊仙町の直売所「百菜」の前駐車場で行われたこのイベントでは、来年からの新たなスタートを迎える徳之島コーヒーに対する期待が語られました。
イベントの内容
当日は13時から15時までの間に、開会式や商品の紹介が行われ、各プロジェクトの代表者たちがその重要性について言及しました。参加者はブースで、商品説明や試飲、さらには自分自身でもコーヒー豆の焙煎体験を楽しむことができました。また、ユニークな商品としてコーヒーチェリーを使った飲み物やコーヒーリーフティーの販売も行われ、訪れた人々はその豊かな味わいを堪能しました。
参加者の声
試飲ブースでは、実際に徳之島コーヒーを飲むことができ、お客様からは好評の声が上がりました。「普段飲んでいるコーヒーよりも飲みやすく、深い味わいだ」と語る参加者が多く、地元のコーヒーが持つ魅力の再発見に繋がったようです。コーヒーの生産過程や栽培に関する質問を出す人もおり、参加者の興味を引きました。特に、「自宅でコーヒーの苗を育てているが、イベントを通じて更に勉強したい」といった声もありました。
焙煎体験の楽しみ
また、独自のコーヒーを楽しむために焙煎体験会も設けられました。ここでは、参加者が自らコーヒー豆を焙煎する貴重な機会が提供され、その音や香りに心を奪われた人たちが多かったです。「焙煎体験は初めてだが、自宅で焙煎したコーヒーを楽しむためにこれからも続けたい」と語る方もおり、熱心に取り組んでいました。
将来への展望
このイベントを通じて、徳之島のコーヒー生産の重要性を再確認し、「徳之島をコーヒーアイランドにする」というプロジェクト発足当初の願いを再確認することができました。今後もこの取り組みが、地域の次世代へと引き継がれる事業へと成長することを期待しています。これからも徳之島コーヒーを多くの人に知ってもらい、その魅力を広めていくよう努めていく所存です。